新型コロナワクチン関東で300万回“廃棄”判明 突然の変更ばかりで「住民にも怒られトラウマなの

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  • 22/12/30 08:43:03

新型コロナワクチン関東で300万回“廃棄”判明 突然の変更ばかりで「住民にも怒られトラウマに」自治体取材で聞こえてきた“本音”
12/30(金) 7:00TBS NEWS DIG

接種開始から1年半以上が経過した新型コロナワクチン。身の回りで既に5回目の接種を終えたという人もいるのではないでしょうか。感染対策の鍵を握ると言われる一方で、このところ接種率は伸び悩み、大量廃棄が起きています。私たちの取材では、2022年東京23区で100万回分のワクチンが期限切れで廃棄されていたことが明らかになりました。さらに取材対象を関東1都6県に広げたところ、合計300万回分が廃棄されていたことが新たに分かりました。
感染による死者が過去最多の400人を超えるなど、再び感染が拡大する中で、なぜ大量廃棄が起こるのか?複数の自治体の担当者が取材に応じ、本音を語りました。

■「いつまで続くのか」接種前倒しにワクチン確保 振り回された自治体
「いつも突然でした。ワクチンの種類が増えることも接種間隔の前倒しも。そのたびに私たち自治体が振り回されるんです。いつまでこれが続くんでしょうか」
新型コロナのワクチン接種を進める都内のA自治体の担当者は、私たちの取材に2022年をこう振り返りました。
2022年1月、3回目のワクチン接種が高齢者を対象に始まりました。第6波の感染拡大を懸念して急遽、接種間隔が8か月から6か月に短縮、前倒しされたのです。自治体の中には、既に8か月で住民への接種券を印刷したところもあり、数万人分の封筒に修正のシールを貼るなどの対応に追われました。
A自治体の担当者
「『接種間隔が短くなることはありませんよね』と何度も国に確認して印刷を発注したのに。ふざけんなと思いました。」
結果的に前倒しは間に合わず、感染は拡大。2月初旬には新規感染者が2万人を超え、接種の遅れが批判されました。


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思い返せば、2021年の1・2回目の接種でも、高齢者を対象に始まった際、国からの供給が遅れ、ワクチンが不足。自治体に十分に行き渡らず、接種できない事態が起きるなど、混乱しました。
A自治体の担当者
「なんで遅いんだ、足りないんだと住民から怒られました。それは今もトラウマになっています」
こうしたことから、3回目では必要とする住民が打てるよう、どの自治体も早めにワクチンを確保することに必死になりました。しかし、接種間隔の突然の前倒しで自治体は混乱に陥りました。そうした中で2月からは18歳以上への接種が本格化しました。しばらくすると、私たちの元に都内の保健所の関係者から、ある情報がもたらされました。
「接種が進まずワクチンの期限が切れる懸念がある。余ったら廃棄になる可能性が出てきた」。いったい何が起きていたのでしょうか。

■予測は「神業」若者の接種伸び悩みワクチンが大量に余る

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ワクチンは、国が市区町村の人口を基に供給する上限を定めます。市区町村はどれほどの住民が接種するかを予測して必要な数量を国に要求し、1〜2か月後に届けられる仕組みです。自治体は前回の接種でいつ何人が打ったかといったデータや、感染状況などを基に予測するといいます。
3回目接種では多くの自治体が十分な量のワクチンを確保できましたが、対象者が拡大してから接種ペースが落ち始めました。自治体担当者は「想定外に若者の3回目接種率が低かった」と口を揃えました。
予測に反してワクチンが打たれず、大量のワクチンの在庫を抱え込んだまま5月になりました。自治体によっては数万回分のワクチンの有効期限が目前に迫り、未使用のまま廃棄する可能性も出てきたのです。

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