- なんでも
- レオン
- 22/12/14 22:52:37
昨年のちょうど今ごろ、この『バズろぅ!』で紹介した「森のエビフライ」。「森の中にエビフライがたくさん落ちています!」との情報が寄せられたことから始まりました。 「なんじゃそりゃ!?」と森に向かってみたところ、なんとそこには情報通りの大量のエビフライが! 一体この物体は何なのか? まずは、このエビフライの正体について説明しますね。
森で過ごすリスは、松の木になる松ぼっくりを食べて生きているんです。かじってかじって、どんどん食べ進めていくのですが、芯の部分は固いからか、はたまたおいしくないからか……。真偽は不明ですが、とにかく食べ残すんです。その食べ残した芯の部分が、色といい形といい、まるでパン粉をつけてカラッと揚げたエビフライにそっくりなんです。
それらが木の下にびっくりするほど大量に落ちていましたよ、という話でした。
実は、昨年紹介した「森のエビフライ」は長さ5センチほどで、通常のエビフライのミニチュアサイズだったため「もっとリアルなサイズのエビフライはないのか!?」と、探していたんです。
昨年見つけた松ぼっくりはアカマツやクロマツのものだったので、サイズはおよそ4センチから7センチほど。当然、これらのエビフライも小さめサイズだったわけです。
つまり、松ぼっくりそのもののサイズが大きければ大きいほど、エビフライも大きいはず。大きい松ぼっくりといえば……、大王松(だいおうしょう)!
大王松は北アメリカ東南部の原産なのですが、日本でも庭園や神社などで植栽されています。大王松が生えていそうな森林公園に行ってみたところ……。ありました!
立派なエビフライサイズ! その大きさは10~15センチにもなり、まるで洋食屋さんで出てくるようなおいしそうなサイズがゴロゴロ落ちていました。
いやあ、しかし、今回も思いました。リスが食べ残した松ぼっくりだとわかっているんですけど、こんなにもリアル感が出せるなんて……。
リスって、エビフライアート作家? それとも、エビフライアートシェフ?
(『バズろぅ!』ラジオパーソライター・わきたかし)
https://jocr.jp/raditopi/2022/12/14/472517/
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