奨学金「救ってくれそうなキラキラした名前だけど…」 返し終わる頃には50代

  • なんでも
  • 匿名
  • 22/12/10 20:09:26

大学を卒業した20、30代の「#奨学金返せない」という嘆きがネットで広がっています。コロナ禍の影響による収入減、急激な物価高が追い打ちをかけているよう。借入額の平均は300万円を超えます。「借金漬け」の日々から脱せず、結婚や子育てに影を落とすケースが少なくありません。

 奨学金の残りは650万円。返し終わる頃にはもう50代だ。広島市西区の男性(31)が学生時代に借りた総額は700万円に上る。博士課程まで進んだが、安定した正規職には就けなかった。今は日中に高校の非常勤講師、夜は派遣社員のダブルワークに励む。手取り17万円の月給をやりくりし、月3万3千円をせっせと返済してきた。

 そうでなくてもギリギリの生活を襲ったのがコロナ禍だった。昨年とおととしは月収が5万円近くダウン。最近は物価高で食費も削れない。

 「奨学金って、なんか救ってくれそうなキラキラしたネーミングで、借金って感覚はなかったんですよね。うちの経済状況を考えると、借りない選択肢はなかったし」と男性は言う。「ただ学びたかっただけなのに、利息まであって実態は学生ローンでした」と肩を落とす。

 日本学生支援機構の奨学金を利用する人は、2020年度は約120万人で、20年前の1・7倍に増えた。2人に1人が借りている計算だ。労働者福祉中央協議会の調査によると、借りた額の平均は324万円。500万円以上の割合も12・4%に上る。返済が「苦しい」と感じている人は正規雇用で41%、非正規雇用で59%。返し終えるまで平均15年かかっている。

 当事者たちからの悲鳴のような声がネットで拡散している。「奨学金が人生を縛り、自由を奪う枷(かせ)になった」「勉強するために借金するなんて」。今年6月に始まった「#奨学金返せない 奨学金帳消しプロジェクト」のサイト。現状に危機感を持った東京の学生たちが中心となり、債務の帳消しや学費の無償化、給付型奨学金の拡充を求めている。

 「自分と同じ『奨学金貧乏』の人がこんなにたくさんいる。声が届けばいいのですが」。この署名活動に参加した広島市の会社員女性(27)も返済に苦しむ。

 コロナ禍で会社の業績が悪化し、残業が激減。月収は3分の2に落ち込んだ。今は手取り15万円から約1万6千円を返済する。借りた奨学金の総額は400万円。「大卒の肩書があれば生涯年収が上がると思ったのに…」とうつむく。

 夢もしぼんでいる。20代で結婚し、母になりたかった。二つ年上の恋人も奨学金を返済中で余裕がない。2人とも自分が生きていくだけで精いっぱいだ。「今の感じだと、子どもができても大学進学は奨学金に頼るしかない。貧困の再生産になるだけです」

中国新聞 引用

https://news.yahoo.co.jp/articles/cadb3ccb007d61103399af7f1291009cc1ffb558

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