静岡・裾野市の「さくら保育園」で明らかとなった“虐待行為”をめぐり、
市は１０日、園児と保護者のための心理的ケアの
相談会を開く。

これまでに１６の“虐待行為”が確認されている「さくら保育園」。
園児の頭をたたく、宙釣りにする、
顔を押しつける、
元保育士の３人が暴行の疑いで逮捕された。
この事態を受け、県と裾野市は３日から、
虐待行為が行われていた実態を調べるため、
特別監査を実施。
９日、その一環として、「さくら保育園」の
保護者全員、約１４０人に対し、
「これまで保育園に対し気付いた点がなかったか」「子どもの様子で気になる点はなかったか」などを聞くアンケートを発送したという。
県と裾野市は保護者に対し、１９日までの回答を
求めていて、アンケートの回答を受けて、
今年中に園の関係者にヒアリングを行う方針だ。
また、裾野市は、１０日、１歳児クラスの園児と
保護者を対象に公認心理師による個別相談会を
開催する予定で、
９日午後５時時点で５件の申し込みがあったという。