- なんでも
- アガパンサス(知的な装い)
- 22/10/13 23:10:23
―長女の真珠・野沢オークレアさんは格闘家「juju」として活躍されていますし、3人の子どもたちを立派に育てあげられました。ところで、あまり知られてないと思うんですが、野沢さんはアメリカではどんな生活を送ってきたのでしょうか。
野沢直子 基本的には専業主婦で、あとはバンドをやったりショートフィルムを作ったり。主婦としては、料理は和食が多くて、子どもたちも大好きですね。今は寿司、ラーメンブームのほかにうどん店も出来ていますし、日本食材にも困りません。
――母として、子育てでは何を重視していましたか?
野沢直子 小さい時から「好きなことを見つけて、それに突き進んでくれ」と言っていました。結果、長女に限らずみんな、わりと自分の好きな仕事についているので、それはすごく良かったと思います。私が頑張ったというより、子どもたちが努力してくれたのが良かったですね。ただ、私があまりに口を酸っぱくして「本当に自分の好きなことを見つけてくれ」って言うので、逆に子どもたちが「失敗した時の保険に大学へ行ったほうがいいんじゃないか」と言ってきたりして(笑)。
――なるほど。本書で「貯金がゼロ」とおっしゃってましたが、それで…。
野沢直子 そうです。子どものために使ってきて、本当に貯金はゼロです(笑)。
――本書にあった「年相応の服を着ない」という言葉がすごく胸に刺さりました。
野沢直子 例えば以前住んでいたニューヨークや、今住んでいるサンフランシスコのような都会に限っては、「歳をとればとるほど派手な服を着よう」っていう傾向はちょっとあると思うんですね。老いたからといって遠慮したり、周囲の目を気にするよりも、すごくいいことだと私は思っていて。白髪をピンクにしたり、カラフルな服を着たり、そこは真似しようと思っています。
――昨今では日本でもルッキズムやエイジズムが問題視されるようになりましたが、やはりその点、アメリカでは意識が高いんですか? 「アメリカではみんな自分の好きな格好をしている」「考え方が進んでいる」と、日本と比べる人も多いですが。
野沢直子 いえ。アメリカってすごく大きな国なので、50州あったら50州すべて個性が違います。内陸の方へ行くと、やっぱ考え方もコンサバティブ(保守的・控えめ)。アメリカ=自由なイメージがあるかも知れないですけど、意外とそうでもない。都会は確かに自由な考えの人が多いというだけで、一枚岩ではないですし、それは一面に過ぎないと考えた方がいいと思いますよ。
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