- なんでも
- エーデルワイス(尊い記憶)
- 22/09/14 19:38:06
元タレントの木下優樹菜さんが2022年7月25日、自身のYouTubeで発達障害の一種の「ADHD」であることをカミングアウトしました。
この動画は58万回再生(9月11日時点)と大変注目を浴び、「同じ障害をもっているから勇気づけられた」「障害をこれまで起こした騒動の免罪符にするな」など、賛否両論を巻き起こしています。
動画内で名前の挙がったクリニックに疑問の声が
その一方で、木下さんが受診したクリニックや診断方法についても疑問の声があがっています。木下さんは動画内で、
「なんで優樹菜はそう(ADHD)だってわかったかっていうと、ブレインクリニックというクリニックに行ったんですよ。脳の周波を調べに。ちゃんと自分を知ろうと思って」
と話し、さらに検査結果の資料(頭部が色分けされた図)を見せながら、
「普通の34歳の女性はこれ、私はこれ。ぱっと見ですぐわかるでしょ。なんか全然違わない?(中略)(私は)この前頭葉ってところが働いていないの」
などと説明していました。
脳波検査でADHDを診断できるのか?
そもそもADHD(注意欠陥多動性障害)とは、「忘れ物が多い」「うっかりミスが多い」などの不注意性、「落ち着きがない」「思いついたことをすぐに行動にうつす」などの多動・衝動性といった脳の特性をもつ発達障害のことです。
筆者も発達障害の診断がおりていますが、脳波の検査は受けたことがありません。これは、いったいどういうことなのでしょうか。大人の発達障害の診療を行っている「メディカルケア大手町」の五十嵐良雄理事長に話を聞きました。
木下さんが検査をおこなった「医療法人社団紫穏会 ブレインクリニック」は2020年9月に設立されたクリニックで、新宿本院、東京院、大阪院、名古屋院があります。
公式サイトのトップには、「当院の特徴は、大規模標準データベースと比較し、客観的データで診断するQEEG検査と最先端の治療であるTMS治療を導入している点です」と記載があり、ADHD外来のページには、
「QEEG検査の結果を見ながら、医師による検査結果の見方の説明や追加の問診を行い、診断をします。 正常な脳とどこが違うのかを見比べつつ、ADHD、あるいはADHDグレーゾーンの診断を行います」
と明記されています。この「QEEG検査(定量的脳波検査)」でADHDがわかるというのは本当なのでしょうか。五十嵐先生は「わかるわけがない」と断言します。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a74292824141657bebef9536c57c6be2be16730
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