急上昇
カンナ(情熱と快活)
音読の授業「まるで死刑台」 からかい・いじめ 吃音の苦悩
8/28(日) 9:03 Yahoo!ニュース
「吃音のことをみんなに笑われたくない」。予期不安に震える手を押さえ込む少年
「あ、あ…、あのね」。声を出すときに口や喉元が硬直し、同じ音を繰り返したり、出るまでに時間がかかったりする吃音(きつおん)。100人に1人の割合で発症するといわれる言語障害で、幼少期にはからかいやいじめの対象になりやすい。うまく話せない自分に自信を持てず、苦悩を抱え込む人も少なくない。当事者の生きづらさを解消するには、どんな手だてが必要か。課題を探った。
【写真】吃音の特徴を書いたリーフレット
「音読がある授業の前日は、緊張が半端じゃない。手が震え、指先は血の気が引いたように白くなる」。広島市の中学3年生の少年は消え入るような声で話した。傷ついた体験が頭から離れず、再現を恐れて激しく動揺する「予期不安」と呼ばれる症状だ。
学校生活には、逃げ出したくなるような場面が山ほどある。日直の号令、給食のアナウンス…。教科書をクラスの全員で読みつなぐ「順番読み」は特に苦痛だという。「1分以内に読み終えたら、授業は終わりにする」。教諭の提案に級友が歓喜し、次々に読み進めていく中、少年1人が体を硬直させて、こう考えている。「まるで死刑台に上がらされているみたいだ」
吃音が始まったのは3歳のころ。「ぼ、ぼ、僕ね」と繰り返したり、「おーかあさん」と出だしの音が延びたり…。教員だった伯母からの指摘で、少年の家族は吃音のことを知った。
少年は「あ行」で始まる言葉が特に苦手で、「兄」を「兄弟」、「思う」を「考える」といった具合に、頭をフル回転させて言いやすい表現に置き換えている。思春期を迎えた頃から、笑われたくない一心で、学校では親しい友人以外とはほとんど話さないようになった。
将来を思うと、不安に押しつぶされそうになる。面接試験がない大学を探そうか、社会に出るまでに症状が軽くなればいいのに…。「前に母に話したことがあるんです。僕は思い込みが強いから、催眠術で吃音が治るんじゃないかって」。そう言って、うつむいた。
吃音は、言語の発達が盛んな2~5歳で発症し、原因は特定できていない。人によって症状は異なり、その表れ方も一定ではない。話す場面や相手に左右され、「からかわれると悪化する」ともいわれている。治療法は確立されておらず、当事者は言語聴覚士たち専門家を頼って「楽に発話する方法」を探っているのが実情だ。
また、発達障害者支援法の支援の対象になってはいるが、広く認知されていない。学校でも発話以外に目立った支障がないため、子どもの苦しみは見過ごされやすい。「すらすらと話せない自分が恥ずかしい」「特別視してほしくない」などの理由で、吃音を隠そうとするケースが少なくないこともアプローチを難しくしている。
元県立広島大准教授で言語聴覚士の山崎和子さん(中区)たちが2011年、広島県内の小学校教諭130人に実施した調査では、全体の43%が吃音に対する具体的な支援について、子どもと直接話すことをためらっていた。「意識させては逆効果」「本人が気にしているので話題にしにくい」が主な理由で、学校側にも一歩引いた感があることは否めない。
「子どもの方から『助けて』とはなかなか言えない。からかいやいじめが原因で、引きこもりにつながったケースもある」と山崎さん。「黙って見守るだけではだめ。授業で発表するタイミングを子どもと2人で決めるなど、どんなサポートを求めているのか親身になって聞いてあげて。先生に見守られているという実感が、心の負担を軽くする」と助言する。
古トピの為、これ以上コメントできません
1件~23件 ( 全23件)
*コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています
ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。
上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。
No.23 匿名
22/08/28 17:45:55
>>22
クラスの子どもにまで親が話しに行くの?
先生から話してもらえばいいのでは
返信
No.22 薔薇:ダマスクローズ(照り映える容色)
22/08/28 17:17:14
小学校入学のタイミングから毎年、親が担任と他の保護者や子供に吃音の件を伝えておけばからかいやいじめを防げたと思う。
まず親は何してたの?と思う。
返信
1件
No.21 スイカ(かさばるもの)
22/08/28 17:12:54
すごく頭がいいのに、音読する時にすごく声が震える子がいたな。誰もからかってなかったけど改善することはなく、ずっと毎回声が震えてた。
返信
No.20 黒百合(独創的)
22/08/28 15:26:20
吃音症が悪いんじゃなくてからかう子が悪い。
周りに吃音の子がいたけどからかわなかったよ。
もしかしたら一部の人は言ってたかもしれないけど、音読も本人が話してみたいと思ってる子ならさせていいと思うしそれをからかったりイジメをするのは先生や親が悪いって教えればいい。
吃音症の子の性格によると思うから人によっては何でも守りに入るのは違うんでは。
入学時に親や子供含めて面談したり対応変えたらいいと思うな。
返信
No.19 百合(純粋さ)
22/08/28 15:11:53
>>9
時代は関係なく緊張する人はいくらでもいる
返信
No.18 花虎ノ尾(輝かしい実績)
22/08/28 15:06:51
>>9
おばさんになっても緊張すること沢山あるよ
勝ち、負け組とかあなたが決めるのは変じゃない?
返信
No.17 スカビオサ(風情)
22/08/28 14:34:49
言わせてたよ、だ
返信
No.16 スカビオサ(風情)
22/08/28 14:31:07
娘が4歳の頃、さ行が上手く言えない女の子がいたんだけど、劇で先生たちがその子にわざとさ行の台詞を言われてたよ。「お母さん」「いらっしゃいませ」とかね。
返信
No.15 葵(豊穣)
22/08/28 14:21:29
>>9
いつか思いやりを学べるといいですね。
思いやりのない人間はいつの時代も負け組ですよ。
返信
No.14 ステルンベルギア(粘り強さ)
22/08/28 14:20:54
分かるわ!
違う話だけど、笛のテストの時に緊張で手が震えるから周りに笑われ憂鬱だった。
今の子供は笛のテストは先生と個別でするみたいだね、うらやましいわ。
返信
No.13 匿名
22/08/28 14:20:18
>>9
私もあなた嫌い
返信
No.12 チンゲン菜(元気いっぱい)
22/08/28 14:19:47
吃音で悩んでる子に音読させる教師がおかしい。
親も教師も放ったらかしだったなら酷い。
通級につなげてケアをしないと。
返信
No.11 草刈り(電動)
22/08/28 14:19:46
私も、音読とか当てられて答えなきゃいけないって言う時間が辛かった。
句読点区切りで、今日はここの列からスタートね。とか苦痛すぎた。蚊の鳴くようなホント小さい声で言うしかなかったな。
返信
No.10 ルドベキア(公平)
22/08/28 14:19:41
>>9なんかあなた嫌い
返信
No.9 ハクモクレン(慈悲心)
22/08/28 14:18:48
今の時代、緊張する人いないと思ってた!
いるんだ?
子供の中学の授業参観を見に行ったけど、全員緊張もせず親の前でOHP使って発表してたよ?
高校もプレゼンを聞く
大学も地声で一人でプレゼン
この時代に緊張とかしてたら、負け組だよ
返信
5件
No.8 苺(尊重と愛情)
22/08/28 14:18:19
学生時代、特に小中って地獄でしかない。たとえ周りとうまくやっていてもね。
返信
No.7 葵(豊穣)
22/08/28 14:17:18
吃音、本当に辛いと思う。
昔働いてたカウンターで吃音のあるお客さんがいて、少しの会話でも辛そうでなんかこっちもしんどかった。
思い通りにスラスラ言葉が出ないって、周りが思ってる以上にキツイと思うよ。
からかったりなんて絶対しないで欲しい。
担任もその辺配慮してあげて欲しいなぁ。
本人の意思でなんとかなるものではないんだから。
返信
No.6 ワイルドストロベリー(徳の成果)
22/08/28 14:15:58
親はなぜ、担任に理由を話して授業中当てないようにって言わないんだろう
配慮してくれるでしょ
してくなかったら、教頭にでも相談すれば良い
返信
No.5 スモモ(約束を守って)
22/08/28 14:14:39
吃音じゃないけどみんなの前で教科書読むと声が震えるから死ぬほど嫌だった
返信
No.4 梅(澄んだ心)
22/08/28 14:14:29
キツイだろうな、苦しいだろうなと思う。
1歳の我が子が左利きなんだけど、吃音のリスクを考えて絶対矯正はしない。
返信
No.3 ルドベキア(公平)
22/08/28 14:11:24
昭和生まれのおばさんだけど
漢字が読めないのはきつかった
数学も解けなかった、屈辱的…。
返信
No.2 福寿草(幸福をつかむ)
22/08/28 14:11:15
ここ数年「私の取り扱いに注意して」系の記事が多いね
返信
No.1 シャコバサボテン(冒険心)
22/08/28 14:08:27
私吃音ではないんだけど、音読で「おじいさん」って書いてあるところを間違えておじさんって呼んじゃったことがあったんだよね。
しばらく席が近い子たちに「おじいさんだってwww」ってからかわれたのがすごく辛かった。
だから気持ちが分かるわ。
返信