《中1いじめ》6年経て、被害生徒の母が実名告白 遺書にあった“言われて一番嫌だった言葉”

  • なんでも
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    • 睡蓮(清純な心)
      22/08/19 07:38:35

    「妻には申し訳ないことをしたと思っています」

     そう話すのは、拓実くんの父親である健さんだ。

    「決して忘れられないことですが、前に進まなければいけないと思っていました。しかし、何か作業をしていても、物事に集中できなくなって。途中で自分が何をしているのか、わからなくなるんです。何か新しいことをしなくてはと思うのですが、すぐに躓いてしまい……一向に前に進めなくって」(同・健さん、以下同)

     家業のたばこ農家は、2017年2月の出荷を最後に廃業。仕事をすることも、ままならなかった。それでも生きるためには稼ぐ必要がある。
    いくら飲んでも罪悪感しか残らない

    「貯金を切り崩しつつ、妻が単発のアルバイトをこなして支えてくれました。私もスーパーで早朝の品出しや、建設現場などで働きました。でも、なかなかうまくいかなかった。それで拓実との楽しかった思い出に浸ろうと、お酒を飲んで……。昼から飲むこともありました。でも、いくら飲んでも罪悪感しか残らないんです。暴走して、妻には本当にさまざまな迷惑をかけました」

     酒に酔い、息子との楽しかった思い出に浸り、涙を流した。それが健さんにとって、心の傷を癒すということ。しかし、その方法が江美さんも同じとは限らない。

    「夏休みの時期は仕事が忙しくて、あまり遊びに連れていってあげられなかったんです。だから、1日だけ休みを取って、拓実と海に行きました。当時の楽しかった思い出に触れようと、妻を車に乗せて、その海に向かったことがあったのです」

     行き先を知ると、江美さんは“行きたくない!”と叫び、涙を流した。

    「楽しかったときの思い出を、悲しい気持ちで触れたくなかった。拓実と一緒に行った花火大会の花火の音すら聞きたくなくて、花火大会の日は家を離れています。ドン、ドンという音が聞こえると、パニックになってしまうこともありました。だから、悲しみを昇華する方法を押しつけられるのがつらくって」(前出・江美さん、以下同)

     物事の感じ方も、その表現の仕方も違うように、心の形は人それぞれ。健さんは限界だった心を少しでも楽にしたい――その一心だったが、夫婦の間には距離ができてしまった。

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