• No.2 ヘーゼル(和解)

    22/07/31 17:10:27

    【外貨準備金高とは】

    政府や中央銀行が、外国に対する支払いなどの準備として保有している「金」および「外貨」の総額。
    企業や個人など民間が保有している分は含まれません。
    「外貨準備高」は、「外貨」か「金(ゴールド)」か「外国証券」で、自国の通貨ではありません。つまり、日本の場合はドルやユーロです。日本円ではありません。

    「外貨準備高」は、外貨を稼ぐ企業が、稼いだ外貨を日本円に交換するときに発生します。
    企業が稼いだ外貨を日本円に交換するために市場に大量のドルが売られると、急激な「円高ドル安」になってしまいます。
    そうして円高になると、海外に日本製品を輸出している企業の競争力が下がってしまい(製品価格が高くなるので売れにくくなる)、経営が維持できなくなります。
    そういった状況を防ぐため、政府が介入して外貨を買い取ったものが、外貨準備高として蓄えられます。

    上記で説明したとおり、「外貨準備高」は「外国のお金(外貨)」です。
    いくら持っていても、国内経済にはなんの役にも立ちません。
    もし、政府が国内の政治に、外貨準備高として蓄えているお金を使おうとすれば、かなりの「円安」となります。それでは為替介入をした意味がありません。
    「外貨準備高」は国内財政には使えないお金なのです。

    「外貨準備高」の使い道としては以下のようなものがあります。

    ・外国への借金返済。
    ・何らかのショックで突然、通常の経済取引で外貨が入ってこなくなったときに使う。
    ・国際的に異常事態があったとき、それを解決するために使う。
    ・通貨スワップ協定で他国に通貨を融通するときに使う。
    ・ODA(開発協力)に使って、将来的な日本のお客さんを増やしたり、日本企業が海外に進出する基盤を整備する。
    ・外交での発言力強化のために、海外援助として使う。

    なお、日本の外貨準備高は、中国に次ぐ世界第2位の規模となっています。

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