「業務を止めたくなかった」コロナ陽性判明も「陰性」と偽って岡山大学病院に勤務

「業務を止めたくなかった」コロナ陽性判明も「陰性」と偽って岡山大学病院に勤務　感染防止の製品も扱うメーカーとの新規取引2か月停止

岡山大学病院に常駐勤務する東京都の医療器具などを扱う会社の社員が、新型コロナウイルスの陽性反応が出ていたにも関わらず、「陰性」と偽って勤務していたことがわかりました。病院はこの会社との新規の取引を2か月間停止しました。

虚偽の申告をし勤務していたのは、医療器具などを扱う東京都のホギメディカルの社員です。

岡山大学病院によりますと、この社員は今月7日に医療機関を受診し新型コロナ陽性と判明したにも関わらず検査結果を陰性と偽り、翌日8日の午前中勤務していたということです。

ホギメディカルによりますと、この社員は「業務を止めたくなかったため虚偽の申告をしたものの、怖くなり上司に打ち明けた」ことから発覚したということです。この社員は、患者と接触する業務ではなく、データ管理などをしていたということです。

これを受け岡山大学病院は、「院内の大規模クラスター発生につながる可能性があった」として、きょう（22日）から2か月間ホギメディカルとの新規の取引を停止しました。

ホギメディカルは「感染防止の製品等を扱う企業としてはあるまじき行為。重く受け止めており、再発防止に努めていきたい」とコメントしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e1f512a3ea31afc089327bbd0563c08e90f7dd66