- なんでも
- フェンネル(称賛)
- 22/07/17 13:26:57
安倍晋三・元首相に対する銃撃事件で、山上徹也容疑者(41)が事件直前に送った手紙の存在が明らかになった。岡山市で安倍氏を襲撃しようとする直前に投函(とうかん)したとみられ、事件を起こす覚悟を固めていた可能性が高い。手紙で訴えようとしたことは何だったのか。
「母の入信から億を超える金銭の浪費、家庭崩壊、破産…この経過と共に私の10代は過ぎ去りました」。手紙には、宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」への強い恨みが、自身の生い立ちとともに記されている。
山上容疑者の母親は同連合に総額1億円に上る献金を重ね、2002年に破産宣告を受けた。山上容疑者は県警の調べに「家庭がめちゃくちゃになり、(同連合を)絶対成敗しないといけないと恨んでいた」と供述した。手紙の内容はこれらと符合する。
山上容疑者は19年、同連合トップの韓鶴子総裁が来日した際、火炎瓶で襲おうとして断念したとされる。手紙にも同連合の創設者一族を名指しし、「皆殺しにしたくとも、私にはそれが不可能な事は分かっています」と記されていた。
山上容疑者は調べに、安倍氏を狙った理由について「(同連合と)つながりがあると思った」と供述している。
手紙では安倍氏について「本来の敵ではないのです」「最も影響力のある統一教会シンパの一人に過ぎません」と記述する一方、「安倍(元首相)の死がもたらす政治的意味、結果、最早(もはや)それを考える余裕は私にはありません」と殺害を示唆していた。
山上容疑者の手紙が入っていた封筒(写真は一部修整しています)
手紙を受け取った男性は同連合の活動を批判するブログを実名で運営し、住所も記していた。山上容疑者と面識はないが、手紙には、自身がブログの読者であり、過去に投稿欄に書き込んだことがあると記されていた。
男性が自宅ポストに届いた手紙に気づいたのは、事件から5日後の今月13日。数日前に届いていたとみられる。
差出人の名前は書かれていなかったが、同連合が母親側に献金の一部5000万円を返した際の合意書が入っていた。そこには山上容疑者の氏名と住所も記されていた。
男性は「彼(山上容疑者)がやったことは許されない」とした上で、「相談できる人がおらず、最後に思いを誰かに伝えたかったのではないか。書き込みをしていたブログの運営者である私を友達だと思っていたのかもしれない」と話す。
男性はこれまで同連合の信者の子どもの問題についてもブログで取り上げてきた。「信者の子どもの苦しみは理解できる。でも、一線を越える前に直接相談してほしかった」と話した。
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/337ee603c2af2eeb37de4ffdbbb8062a2f3ec8ab&preview=auto
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