- なんでも
- 柊(先見性がある)
- 22/07/10 08:02:15
我が子に暴力を振るったり十分な食事を与えず死なせてしまう事件が後を絶たないが、このほどアメリカで幼い息子を栄養失調で死なせたヴィーガンの母親に有罪判決が下った。
母親は息子にヴィーガン食で育児をしていたようだ。『The Daily Star』『New York Post』などが伝えている。 米フロリダ州ケープコーラルのある民家で2019年9月27日、この家に住むシーラ・オレアリー(Sheila O’Leary、38)と夫ライアン(Ryan、33)の1歳半になる息子エズラ君(Ezra)が息をしていない状態で発見された。
エズラ君はこの時、体重17ポンド(約7.7キロ)しかなく生後1歳半の標準体重24ポンド(約10.9キロ)をはるかに下回っていた。 その後、エズラ君は死亡したが、栄養失調を起こしてそれに起因する合併症を引き起こしたために亡くなったことが判明した。
のちに警察の取り調べで、母親のシーラは「家族全員がヴィーガンで生の野菜と果物しか口にしていない。息子は亡くなる前の1週間、母乳だけで他に何も食べなかった」と供述している。 捜査にあたったケープコーラル警察によりシーラとライアンは児童虐待などの容疑で逮捕され、リー郡刑務所に拘留された。そして先月29日に行われた裁判で、シーラは「ヴィーガン食だったが、エズラには母乳も与えていた」と主張した。
裁判では、フロリダ州検事局特別被害者ユニットの主任であるフランシーヌ・ドンナルンモ氏(Francine Donnorummo)がヴィーガンの生活スタイルをエズラ君に強要したとしてシーラを激しく非難し、このように述べた。 「彼女は我が子を死に追いやるような育児を選択したのです。ヴィーガンというプライドがエズラ君の命を奪いましたが、それは人間の命を軽視した無謀な行動だったと言えます。」 またシーラとライアンにはエズラ君の他にも3歳、5歳、11歳の子供がいるが、検察側からは3人とも肌の血色が悪く歯が黒ずんでいることが指摘された。
だがシーラの弁護士であるリー・ホランダー氏(Lee Hollander)は、シーラとエズラ君が一緒に写った写真を見せながら「これが我が子を殺したいと思う母親の表情でしょうか?」と述べ、エズラ君の死は事件ではなく悲劇的な事故であると主張した。 しかしながら最終的に裁判でシーラは児童虐待、過失致死罪、育児放棄などを含む6件の罪で有罪となった。今月25日には量刑を定める裁判が行われる予定だが、一方でシーラの夫ライアンも同様の容疑で今後裁判が行われるという。
https://article.yahoo.co.jp/detail/51d53879d926ef855358078c89d070ea5067f018
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