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- カンナ(情熱と快活)
- 22/06/27 10:58:00
「県内の方言で『じゃん』は有名ですが『だべ』はいつから使われ、どこまで広まっているのでしょうか?」
逗子市に住む女性がFMヨコハマ「ちょうどいいラジオ」を通じて「追う! マイ・カナガワ」取材班に寄せた疑問。
デスクから「君は湘南出身?『だべ』の質問は多いんだよね」と記者に手渡された。湘南弁の「だべ」とは一体何なのか─。調査に行くべ。
「だべ」と言われ、自分も気になっていたことにあらためて気付く。そして、あるメッセージが刻まれた懸垂幕が頭に浮かんだ。
『自粛は闘いだべ。』
新型コロナウイルス禍が始まった2年前、藤沢駅南口の「フジサワ名店ビル」に垂れ下がっていた。
昭和レトロを今に残すあのビルに向かおう。
「『だべ』はスパッと出てきた」。名店ビル取締役の増田隆一郎さん(46)こそ、2020年4月の緊急事態宣言下に懸垂幕を掲げた本人だ。
創業55年の名店ビルを「55歳の商店街のおじちゃん」と見立てて、「自分たちでしか言えないこと」を突き詰めた結果が「闘いだべ」という言葉だった。
インパクトが強かった分、反響は両極端で「下品な言葉を使うな」と怒りの声も寄せられたという。
下品かはともかく、湘南の「だべ」はヤンキー言葉として広く知られたことがある。ヤンキー漫画の名作『湘南爆走族』は作中で「だべ」が頻繁に使われ、映画化されるなど1980年代に人気を博した。
作者の吉田聡さん(61)の出身地・藤沢市辻堂を歩いた。令和時代にヤンキーは見当たらないが、商店街で昔ながらの鮮魚店が目に留まった。戦後から続く2代目店主(75)は生まれも育ちも藤沢という。「だべ」を使うかと尋ねた。「子どもの頃から使ってる。方言じゃねえべ」
店主は「親が『だべ』を使ってたから、言葉の隅々に『べ』が残っている」と続けた。自然と出るのかと聞くと店主は答えた。「そうだべ」─。店主の妻が隣でほほ笑んでいた。
東北人は「中井君みたい」
続きは↓
2022/06/27 05:30神奈川新聞
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-20220627053000
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