- なんでも
- マンチカンロングヘア
- 22/06/05 21:27:42
CANインベーダーとは車内に張り巡らされたコンピュータネットワークに専用の機械をつなぎ、自動車を制御しているコンピューターに侵入して鍵の解除やエンジンの始動を行うという盗難方法です。
最近の自動車はエンジンやモーター、バッテリーなどの各部品を制御するコンピューター(電子制御ユニット)が多く搭載されており、これら自動車内部のコンピューター同士をつないだネットワークのひとつがCANなのです。このCANにバンパー部分などの外部から不正接続して車を自由に操ります。
まるでパソコンをハッキングして、パソコンを他人が乗っとるのと同様、他人が侵略することから、インベーダーと名がつけられています。一度侵略されたら、もはや防ぎようがありません。
CANインベーダーの特徴
CANインベーターが横行する以前、主流だったのはOBD2コネクターに接続して車を盗む方法です。OBD2コネクターは本来、整備工場などで自動車の故障箇所などの情報を解析するのに使われる専用ツールを差し込む接続口なのですが、このOBD2コネクターに専用機器を接続することで、車の制御を操作して車を動かすことができます。
OBD2コネクターは車内にあるため、窓を割るなどの方法で鍵を開ける必要があり、手間も時間もかかりました。一方で、CANインベーダーは、鍵を壊したり窓ガラスを割らずに犯行に及ぶことができるため、より、短い時間で簡単に車を盗むことができるのです。
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