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- 22/05/08 23:04:04
「子供にワクチンは不要」「日光でコロナは死滅する」反ワクチン団体の“怪文書”に医師が徹底反論
2022/04/29
文春オンライン
最近、新型コロナワクチンに関する“不正確なチラシ”が多く出まわっている。3月には、その中の一つが一時的とはいえベネッセの株を急落させる事態に……。こうしたチラシは、様々なクリニックにも送りつけられているという。
そこに書かれた情報をなぜ鵜呑みにしてはいけないのか? 同問題の被害者でもある小児科医の森戸やすみさんに聞いた。
(略)
◇実際に送られてきた怪文書とは?
小児科医の森戸やすみさんは、子供の新型コロナワクチンの接種が開始されてから、こうした反ワクチン運動がより盛んになったようだと話す。
「反ワクチン運動をしている人たちは、ほぼ根拠のない思い込みや陰謀論を信じ込んでしまっているわけですが、“子供を守る”という大義名分を手に入れたことで、言動がエスカレートした面があるのではないでしょうか」
確かに子供のワクチン接種に反対するデモが行われたり、子供のワクチン接種をやめるよう呼びかける不正確なチラシが出まわったりしてきた。
さらに今月7日には、反ワクチン団体「神真都(やまと)Q」のメンバー4名が、子供のワクチン接種が行われていた渋谷のクリニックに侵入し、建造物侵入容疑で逮捕されている。ちなみに前述のベネッセのチラシに関するツイート主も、神真都Qのメンバーだと見られている。
森戸さんのクリニックでも子供への新型コロナワクチンの接種を行なっているが、反ワクチンによる怪文書やチラシがたくさん送りつけられたという。
「こうした怪文書やチラシがばらまかれても、医療従事者には特に影響はないんです。ただ、一般の人が目にした場合、お子さんは本当に大事な存在ですから、全く根拠がなくても動揺するだろうと思います。事実に基づかない間違った考えが広がることを『インフォデミック』というんですが、まさにそれですね」
どうしたらこうした誤情報から、それこそ「子供を守る」ことができるのだろうか。森戸さんは次のように言う。
(略)
◇「10個のデマ」に徹底反論
反ワクチンチラシはどこが間違っているのか? 実際に送られてきたチラシをもとに、森戸さんに聞いてみた。
>>1に続く
■デマ1:ワクチン接種後に1571人が亡くなっている
■デマ2:新型コロナワクチンは実験的遺伝子製剤(治験中)
■デマ3:ワクチンで感染を防ぐことはできない
■デマ4:子供の重症化は稀だからワクチンは不要
■デマ5:接種した人の免疫低下が報告されている
■デマ6:何が起きても国は責任を取らない
■デマ7:子供達の表情や声が奪われるからマスクは不要
■デマ8:マスクの有効性は証明されていない(飛沫はウイルスじゃない)
■デマ9:日光は2分でコロナウイルスを死滅させる
■デマ10:医師は自分の子供にワクチンを打たせない
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