大阪吹田市・エキスポランド・ジェットコースター事故15年 子どもの日に奪われた娘の命 

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  • 匿名
  • 22/05/07 15:11:42

大阪・吹田市にあった遊園地・エキスポランドの映像です。2007年「こどもの日」ジェットコースターが脱線し、1人が死亡、19人が重軽傷を負いました。5日で発生から15年。娘を亡くした遺族が初めてテレビのインタビューに応じました。


「楽しみに計画を立てて、レンタカー借りて、みんなで行ったのに。6人でエキスポランドと決めて楽しみに行ったのに。朝(娘の)声を聞いたのに、もう夕方(亡くなった)状態で『なんで?』しか出てこなかった…」

15年前の「こどもの日」を、今も涙ながらに話すのは、滋賀県に住む小河原美代子さん。19歳だった娘の良乃さんを亡くしました。

原因はジェットコースターの整備不良。安全より営業を優先したとして幹部が有罪判決を判決を受け、エキスポランドは2009年に閉園しました。

「(事件後)しばらくは仏壇の前から離れられなかった。何をしていても泣ける、掃除機をかけていても、何をしても…」

Q:エキスポランドに対しては?
「その時期は正直、刺し違えてでも言葉は悪いですけど、殺したいと思いました、恨みました…利益優先の態度には、今でも許せません」

仏壇の横には、33年前に事故で亡くなった夫。4人兄弟の末っ子だった良乃さんの遺影が並んでいます。

Q:15年たった今、改めて振り返ってどう感じていますか?
「この15年間に(良乃さんの)姉2人・兄1人、みんな結婚・出産して孫もいますが、その都度良乃にも『ウエディングドレス着せてあげたかった』とか、『一緒に話をしたかった』とか、良乃のことを忘れるとかではなく、あの子にもこういうことをさせてあげたかった、『子どもは何人、産んでいたかな』とか考えます」

そして今年も迎える5月5日こどもの日、美代子さんにとっては胸が締め付けられる一日です。

「私にとって5月5日は命日です。良乃の命日で、ずっと受け止められなかった。正直、5月5日っていうのは(兄弟の)孫を、子どもの日には祝ってあげないと思いますが、心のどこかで祝いきれない」

美代子さんが、大切にしている写真があります。

「翌年の1月が成人式だった。友達が『おばちゃん、良乃も一緒に成人式行くから写真貸して』といってくれて『一緒に良乃と行くから』と遺影を持っていって」

その後も友人たちは、毎年「こどもの日」に合わせて美代子さんの元を訪ね、近況を伝えるノートを仏壇に供えます。つらいはずの「こどもの日」がいつしか美代子さんの支えにもなりました。

「こどもの日だから、子どもを中心に家族もあるからそっち優先してねって。心の中で思ってくれたらいいから、忘れんといたってと言っていたのですが。でも『おばちゃん、良乃が私らをここへ集まらしてくれている』、『同窓会みたいで、良乃のおかげでみんな集まれるっていう機会をもらった』と。それもすごく、嬉しかったですね」

今年のゴールデンウィーク。北海道・知床では、沈没した観光船の乗客の捜索が続きます。美代子さんは自らこう話しました。

「もうけ主義は一緒だと思ったのと、怒りは一緒です。人の命を預かったなら、その預かった命をそのまま家に楽しい思いとともに返してほしい。利益優先ではなく、命を大切に一番に考えて、安全を一番に考えて運航してほしい」
映像はこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7ce528b7af3f2a64c00fe09ab07d65a4278e4cf

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