- なんでも
- デイリー新潮
- 22/04/26 07:38:31
秋篠宮さまは紀子さまを伴い、4月20~23日のスケジュールで、三重県の伊勢神宮などを参拝された。皇位継承順位1位の皇嗣(こうし)になったことを報告するためだが、東京から三重、奈良、京都、大阪を訪れるにあたり、使われた交通手段はクルマだった。これは皇室の泊りがけの移動では異例のことだ。さらに折り悪しく小室圭さんの司法試験不合格の報が流れたことも相まって、関係者からこの移動方法がひんしゅくを買っていたという。
ご夫妻の宿泊を伴う地方訪問は、およそ2年3カ月ぶりとなった。今回の参拝は秋篠宮さまの「立皇嗣の礼」が行われた2020年11月の後に予定されていたが、コロナ禍ゆえに延び延びになっていた。
「異例を超えて異例中の異例とされたのは、移動手段のメインがクルマだという点です。4日間で約800キロですからね」
と、担当記者。
東京・港区の秋篠宮邸から三重の伊勢神宮、そこから奈良のホテルと神武天皇陵、京都、そして大阪をクルマで駆け抜け、伊丹空港から帰路についたのだった。
「鉄道を利用すると見物人が集まって『密』の状態ができてしまう。秋篠宮さまはそれを是とされず、クルマでの移動を判断されたということでした。側近や幹部は“電車が良いのではないでしょうか”と伝えたそうですが」(同)
●メリットよりデメリットのほうが
密が問題視されるなら、参拝はコロナがもう少し落ち着いてからでもよかったのではないかという見方もないわけではないだろうが、遊びや息抜きの旅行ではないのでそうはいかない。宮内庁の言い分としては、これ以上参拝のタイミングを遅らせることはまかりならないということだった。
「秋篠宮さまは、このコロナ禍で人が多く集まることを心配なさり、その可能性があることは避けるべしという考え方でした。一方で宮内庁側はクルマによる移動のリスクについて進言したということです。運転や警備について相当な負荷がかかることについて具体的に説明したようですがね。そうした意見が受け入れられなかったということもあって、宮内庁の中や警備等の関係者には不満を感じる者もいて、メリットよりデメリットの方が遥かに大きかったという声が上がっていました」(先の記者)
別の記者も次のように話す。
「秋篠宮さまはかねて皇族としての務めが市民生活の妨げになってはならないというお考えがあり、今回もそのように振る舞われたということだと思います。一方で宮内庁側は、コロナも落ち着きつつある状況でもあるし、人があまり密にならないようする工夫はできると考えていた。一方、クルマでの長時間移動となると事故や渋滞に巻きこまれることも予想されますし、施設への到着時間が確定できないのも良くない点だと考えていたようです」
●行程中もナーバスに
記者が続ける。
「宮内庁の職員の中には、“国民への配慮というのは理解できるが、いささか過剰なようにも見える”などといった捉え方をしている人もいるようです」
本来、「クルマで800キロ」が決まったこととは関係はないが、「タイミングが悪かった」として、小室圭さんが挑戦している米ニューヨーク州の司法試験に不合格だったこととの関連も記者は指摘する。
「この報告を受けた秋篠宮さまはショックを受けると共に、感情をあらわにされるなど今回の行程中もナーバスになられていたようです。眞子さんの結婚を認めるにあたり、試験合格の可能性が高いと圭さん側から聞かされていたとのことで、それが再び裏切られるような形になったので、ナーバスになられるのは無理もないことだと思いますがね」(同)
今回の件に関連する実務を担当する側にとっては、ただでさえ普段よりも気を使うクルマ移動なのに、加えて秋篠宮さま自身もナーバスになられていたのでは一層大変だっただろう。せめて合格の吉報のあとであれば、秋篠宮ご夫妻のみならず周囲の気持ちももう少し和らいだのかもしれないが……。
デイリー新潮編集部
- 1 いいね
No.-
9
-
ボンベイ