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- 22/04/19 13:43:25
「白衛兵」が暴力的制圧、餓死する人も出て…中国で阿鼻叫喚「上海ロックダウン」の恐ろしい現実
2022.04.18
■上海ロックダウン「暴力的に制圧」の実態
中国でもっとも発展した国際商業都市とみられていた上海がいきなり、3月28日からロックダウンに入った。
当初は全市を東西二分割にわけて4日ずつ完全封鎖し、その間、全市民にPCR検査を実施し、社会から感染者を確実になくすという方式であった。が、ロックダウン解除予定日の4月5日になっても、感染者数は増え続け、延長が決定。新規感染者は9日、2万398人の最多を更新した。(略)
封鎖中、市民は自宅あるいは隔離キャンプ内、あるいは医療施設で禁足を命じられた。この禁を破った市民は、白い防護服を来た当局者に暴力的に制圧された。
その暴行の様子が、かつての文化大革命時代の紅衛兵のリンチに似ていることから、「白衛兵」というワードがネットに登場したほどだ。またボランティアを名乗る共産党員管理者たちは赤いベストを着ており、これも横暴で横柄に家から出ようとする市民を制圧したので「赤べスト」も恐怖の対象になった。
■餓死、飛び降りも…
公共交通はすべて停止、当局から特別許可を得たわずかなエッセンシャルワーカーの移動や運搬車両以外のすべての乗用車も路上に出ることが禁止された。
食料は、区の行政担当が、社区、小区と呼ばれる住宅地ごとに管理者を通じて配給することになっていたが、2600万都市民に全員くまなく滞りなく配布するなど無茶な話で、日中、摂氏二十度以上の気温となる上海の炎天の下で放置されて、各世帯に届く前に痛んでしまうこともしばしばだった。
地域によっては、食べるものが底をつき深刻な飢えに直面した。わずか数日の都市封鎖と思うかもしれないが、実は地域ごとの封鎖は3月から断続的におきており、すでに1週間、2週間、家の中に閉じ込められている人もいた。
飢えの恐怖から、マンションやアパートの窓から「食べ物をくれー!」と叫び出す人もいれば、徒党を組んで抗議活動をし、集団で略奪などを行い防護服の当局者と衝突したりするケースもあった。餓死した人や、ストレスに耐えきれず飛び降り自殺する人もいた。
透析治療など必要な治療を受けることができずに手遅れになる人が相次いだ。その数は正確にはわからないが、新型コロナ肺炎の重症化による死者よりも、適切な治療を受けられなかったことで亡くなる人の数が多いことは確かだろう。(以下略)
現代ビジネス
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/94296?page=1&imp=0
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