- なんでも
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雑菌の繁殖
子どもの頭皮のニオイは、主に皮脂や汗が原因となる雑菌の繁殖によって発生します。
汗をかく汗腺の数は子どもも大人と同じくらいですが、子どもは新陳代謝が活発なため、大人よりも汗をかきます。特に頭皮は髪の毛に覆われて乾きにくいため、1日にたくさんの汗をかく子どもの頭皮は湿った状態が続き、雑菌が繁殖してニオイを発生させやすいのです。また、新陳代謝が活発な子どもの頭皮は、雑菌のエサとなる皮脂の分泌量も多く、雑菌が繁殖してにおいやすい環境になっています。
シャンプーの仕方
雑菌の繁殖を防ぐには、シャンプーで皮脂や汗を洗い落とす必要があります。しかし、シャンプーが頭皮まで届かず皮脂や汗を洗えていないと、ニオイを発生させる原因が残ったままの状態です。
また、シャンプーやリンスなどのすすぎ残しもニオイの原因になります。すすぎ残したシャンプーなどが皮脂と混ざると不快なニオイを発生させるのです。大人ならば当たり前にしていることも、子どもが一人で洗っている場合は、おろそかになっているかもしれません。
洗い過ぎも要注意
臭いからといって何度もシャンプーで洗うことは控えましょう。必要な皮脂が奪われると、補うように新たな皮脂を過剰分泌させて、ニオイのもとを増やすことになります。
偏った食生活
食生活の偏りも頭皮のニオイの原因として挙げられます。
脂っこい食事や、チョコレート、ケーキ、スナック菓子など脂質と糖質の多いおやつが中心の食生活は、ニオイのもとになる皮脂の分泌が多くなります。また、肉や乳製品など動物性のタンパク質と脂質を含む食材をたくさん摂って野菜を摂らない食生活は、体臭を発生しやすくさせると言われています。
ホルモンバランスの変化
食生活も気をつけているし、シャンプーもしっかりしているのに臭い時は、ホルモンバランスが変化している時かもしれません。
思春期に差しかかる10歳前後は、体のホルモンバランスが変化して、体臭や頭皮のニオイが気になる場合があります。また、生まれて間もない赤ちゃんは、男性ホルモンの分泌が活発になる時期があり、皮脂が増えて加齢臭のようなニオイがすることも。赤ちゃんから加齢臭がするとびっくりしてしまいますが、一時的なものとされています。フケのようなものや湿疹が見られる時は、乳児脂漏性湿疹の可能性もありますので、炎症や痛みが出ている場合は病院に相談しましょう。
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22/04/19 15:18:58