- なんでも
- ラガマフィン
- 22/04/10 07:25:33
ウクライナ人の家に侵入して盗んだ日用品をベラルーシで売るロシア兵たち
冷蔵庫やバイク、子供用の玩具まで
2022.4.9
◆略奪品を売りつけてくるロシア兵
ウクライナから撤退、もしくは再配置されたロシア軍兵士が、ウクライナで略奪してきたものをベラルーシで売っていると報じられている。
ウクライナ国防省によれば、ロシア軍はウクライナ侵略中に、現地の一般市民から自家用車や日用品などを盗んだという。そして、それらを「ベラルーシに運び、マーケット(市場)を開いている」。
ウクライナからモスクワ方面へと向かうロシア軍の通過地点となっているベラルーシ南東部の町で確認されたマーケットには、「洗濯機や食器洗い機、冷蔵庫、宝石、車、バイク、自転車、カーペット、食器類、美術工芸品、子供用の玩具、化粧品」など、さまざまな略奪品が並んでいるようだ。
ウクライナ外務省のオレグ・ニコレンコ報道官もまた、ツイッター上でこう述べている。
「ロシア軍は一般市民の家に押し入って家財を略奪している。家電製品や衣類、靴、化粧品などを奪っている。なんという侮辱か。軍人としてあるまじき行為だ。私たちはこのことを決して忘れないし、許さないだろう」
さらに、「ロシア軍から直接モノを売りつけられた」と証言するベラルーシ人もいる。
欧州ラジオ局「ラジオ・フリー・ヨーロッパ」の取材に対し、ある男性は、前述のような日用品に加え、「ロシア軍は、私たち現地のベラルーシ人に軍需品やディーゼル燃料も売りつけてくる」と語っている。
同ラジオ局によれば、ベラルーシ南東部にある第2の都市ホメリでは、ロシア軍がベラルーシ軍と合同軍事演習をしていた2月の時点で、すでに「ロシア軍からディーゼル燃料を売りつけられた」と報告する市民が複数人いたという。
他にも、同局はホメリやその周辺の町の遺体安置所が、ロシア兵の死体で圧迫されていることや、病院も負傷したロシア兵で溢れかえり、ベラルーシの医療従事者たちは、彼らの治療に専念することを余儀なくされたと語っている。
「ロシア寄り」と言われているベラルーシだが、ロシア軍がベラルーシ人の生活を混乱させている現状に、不安を募らせている市民も少なくないようだ。
クーリエジャポン
https://courrier.jp/news/archives/284527/
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