• No.1 主 バーミーズ

    22/04/03 15:14:29

    ■承認欲求やプライドを刺激される

    家族が反ワクチン派になってしまったという30代女性は言う。「(問題の家族にとっては)『反ワクチンの先生たちは自分たちをわかってくれている』という信頼感がすごい。わかってもらえたり認めてもらえたりした経験がきっかけで、深入りしていったみたいです」

    高齢者が陰謀論に染まって反ワクチンデモに参加する場合も、承認欲求やプライドを刺激されているケースが多い。若い人たちが参加を歓迎してくれるだけでなく、役割を与えられた気がする。運動に貢献すればするほど、自分本来の能力に見合う尊敬を得られる気がする。次々と新しい情報が耳に入り、未知のできごとが発生し、みんなで協力して乗り切る充実感がある――。そんなポジティブな精神状態になれるのだ。

    ■過激陰謀論団体に高齢の父親がハマった

    東京ドームで接種阻止をもくろんだ陰謀論団体は、「神真都Q(ヤマトキュー)」という名を名乗っている。構成員は40代から50代がボリュームゾーンで、次にそれ以上の高齢者が多い。デモや実力行使の様子を見ると、地方ではむしろ高齢者を中心にした組織のように思われる。

    父親が主催者のYoutubeをきっかけに神真都Qの構成員になった女性は、筆者の取材にこう答えた。「もう誰も父を止められません。うれしそうにデモに行っていた頃とも別人になってしまった。正義の味方ごっこだったのが、ほんとうに正義の味方になったと信じ込んでしまっているんです。やめてほしいと家族が言えたのは(2022年)1月ごろまでで、飲みかけの缶ビールをぶつけられてからもう何も言えなくなりました。私のことを悪の手先だと思っているんだと思います。おまえが二度と来られないように玄関の鍵を替えると言われました」

    ワクチン害悪論や陰謀論には、大抵「敵」が設定されている。金もうけをする製薬会社や医師、世界を支配しようとする権力者や民族などさまざまだが、神真都Qの場合は「悪い宇宙人」が敵だ。こうした敵と闘う仲間同士が助け合い、尊重し合うことで、それぞれの自尊心が満たされる。社会から期待されるものがなくなり人付き合いが減った高齢者にとって、世のため人のために貢献できる集団の心地よさは格別だ。


    NEXT

コメント

古トピの為、これ以上コメントできません

返信コメント

  • まだコメントがありません

広告
投稿するまえにもう一度確認

ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。

上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。