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ママ友が毎回ビニール傘を返さない
古トピの為、これ以上コメントできません
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SH901iS
06/03/23 21:24:58
りょうじはゆきほを見守る為に現れるんだよ!
返信
N900iS
06/03/23 21:24:52
ありがとうございましたm(__)m
06/03/23 21:24:02
りょうじは病気じゃなくて青酸ガス吸って中毒になってるんだよ
06/03/23 21:23:59
ありがとうございます ガスって青酸カリのですか?
N700i
06/03/23 21:23:52
山田の声、聞き取りにくい。
KDDI-TS32
06/03/23 21:22:53
パーティ
KDDI-CA33
06/03/23 21:22:52
本当に展開早い;;どんどん解決してくね…
KDDI-TS33
06/03/23 21:22:48
ガスを吸ってふらふら~。刺せずに逃げる。ささがきにトイレに入るなと言って…。
06/03/23 21:22:30
泣ける
KDDI-SA32
06/03/23 21:22:22
亮二は何をしに現れるの?
06/03/23 21:21:32
病気なんですか?
06/03/23 21:20:29
りょうじが笹垣に襲い掛かってたよ
N901iS
06/03/23 21:20:07
最初5分見逃した。笹垣なんで助かったの?
06/03/23 21:19:16
かっこいい。
06/03/23 21:18:59
男、嫌い
06/03/23 21:17:46
ありがとうございました!
N900i
06/03/23 21:17:21
どんなんでしたか??教えてください!
06/03/23 21:16:48
松浦の
06/03/23 21:16:02
あった何かのカケラって何?
06/03/23 21:15:59
最終回で展開早すぎι
KDDI-HI34
06/03/23 21:15:52
ドキドキ…(´・ω・`)いよいよ最初のシーンと繋がるのね… ど~なるんだろ?! 赤ちゃん可愛かったね(*^艸^)
F901iC
06/03/23 21:15:49
たった一度で?!
SH902i
06/03/23 21:15:35
ドキドキしてきた…。
06/03/23 21:15:23
迫って来たね。 時間内に終わるんだろうか……?
KDDI-HI31
06/03/23 21:15:15
ばれちゃうよぉ (TдT)
KDDI-CA32
わくわく♪
P900i
06/03/23 21:15:06
やっぱり赤ちゃん出来てたね~
KDDI-SA31
06/03/23 21:14:25
キャー
N902i
06/03/23 21:13:15
可愛かったね。
KDDI-TS35
06/03/23 21:11:30
やっぱり妊婦したんだ
06/03/23 20:56:23
長すぎて全部読めない。区切って欲しかった。
SH900i
06/03/23 19:37:53
ありがとうございました!!これで最終回ゆっくり楽しめます(>_<)感謝!!
06/03/23 19:08:59
↓読んでまた泣けてきた(ノД`)
PC
06/03/23 18:49:34
谷口真文(余貴美子)が持ってきた、掲示板の書き込みを印刷したものを 弥生子(麻生祐未)は必 死 に読んでいく。 谷口が心配そうに弥生子に言う。 「遺言って、書いてあるし・・・。 昔、お父さんの事件があった時、落ち込んだ亮司君に、 こういうことを言った覚えがあって。 何かあったんじゃないかと思って・・・。」 「・・・」 「あの、私が殺 したって、どういう・・・」 弥生子は何も答えられない。 棚に飾った帆船の切り絵に気付く谷口。 「あれ、亮司君のですよね。」 弥生子が泣きながら呟く。 「私が殺 したんです・・・。」 「こんなに急に亡くなるものなんですか・・・。」 礼子(八千草薫)のベッドの横で雪穂(綾瀬はるか)は医者、看護師に 静かに呟く。 「あの、実は機械が、」と話そうとするのを医者が止めるように言う。 「我々も、最善の処置を行っておりましたが、 残念ながら、心機能の回復には、」 「寿命だったってことですか? 私、友達に電話していたんです。 疲れたなんて、そんなこと言うから、 きっとバチが当たったんですね。」 そう言い、雪穂は礼子の顔を見た。 「病院は何も言わないと思う。 自分たちの医療ミス、隠したいって感じだったから。」 携帯電話で亮司にそう言う雪穂。 「大丈夫?雪穂。」公衆電話から亮司(山田孝之)が聞く。 「大丈夫。疲れてるだけ。 ごめん。ありがとね、亮。 あとは、うまくやるよ。」 雪穂はそう言い電話を切った。 カーテンを明け、庭のサボテンを見つめる。 「親を殺 してまで、手に入れた人生だから。」 子供の頃、そう覚悟した自分の言葉を思いながら、 「どこまでも・・・。」と呟いた。 篠塚(柏原崇)が笹垣(武田鉄矢)を訪ねていく。 「高宮からさっき連絡があって、心筋梗塞で運ばれて、 そのまま、亡 くなられたそうです。」 「またえらい急ですなあ。」 「その病院の取引担当に聞いてもらったら、 実は、医療器具が外れてしまったんじゃないかって。」 「医療ミスですか・・・。」 「だと、思っているようです、病院は。 とにかく、葬儀に行ってみます。」 「あの、必要以上に関わらないで下さいってお願いしたはずですよ。」 「自分の目で、確かめたいんですよ。 あいつがどんな顔をして、母親を送るのか。 笹垣さんも早く、欠けたピースを探して下さい。」 篠塚はそう言い立ち去った。 「早よせんとなー。 古賀、みんなどんどんおらんようになってまうわ・・・。」 古賀の家族写真にそう呟く笹垣。 店のダクトを悲しげに見つめる弥生子。 「なあ、雪穂。 あなたの母親は、俺たちを救われないと言ったけど・・・」 葬儀会場で母の遺影を見つめる雪穂。 公園で、青酸カリの瓶を見つめる亮司。 「全部はいらないか・・・。」 「俺は俺なりに・・・ あなたを明るいところに、連れ出そうと思ってた。 だけど、連れ出そうとすればするほど、 あなたを閉じ込めてしまうんだね。 今となれば、そんな気がするよ。」 感情のないような呟き。 笹垣に反対されながらも雪穂に近づくため礼子の葬儀場を訪れる篠塚。 典子(西田尚美)の部屋に戻った亮司は、青酸 カリをフィルムケースに 移し、減った分を食塩で補った。 「だけど・・・ごめんな。 わからなかったんだ。 他の愛し方なんて、知らなかった。」 部屋に鍵をかけ、出かけていく笹垣。 「おかえり。」亮司が笑顔で典子に言う。 自分の部屋に亮司がいることに其く典子。 「何でいるの?」 「え?ダメ?」 「いなくなったのかと思って。」 「取材行ってただけだよ、小説の。」 「・・・終わった?」 「だからほら、返したでしょ?」 テーブルの上に置いた青酸カリの小瓶を指差す亮司。 「・・・うん。」 「典子さん、明日デートしない?」 母の遺影の前で、怖い表情でたたずむ雪穂。 篠塚は葬儀会場で雪穂の共同経営者に話を聞いていた。 「夕べ病院から電話がかかってきたんですよ。 めずらしく、愚痴みたいな感じで。2時間ぐらい。 どうもその間に、お母さん亡くなられたみたいで。 どうしてそんなことを?」 「一応状況把握しておきたくて。」 「何でですか?」怪訝そうに答えるリョウコ。 「前のダンナの友人で、代わりに手伝ってくれって言われてるんです。」 祭壇に線香を手向ける雪穂。 「手伝おうか、番。」 「高宮さんに、頼まれたんですか?」 「さすがに今は、顔を合わせ辛いからって。 寂しくなるね・・・。」 「人は・・・いつかは亡くなってしまうものですから。 泣いたって、母が戻ってくるわけじゃないし・・・。」 その頃笹垣は、弥生子の元を訪ね、礼子の写真を見せていた。 「西本雪穂の二番目の母親や。 おとつい、死 んだ。 知らん間に、医療器具が、外れてしまってなー。 証拠がないけど、あいつがやった可能性が高い。」 弥生子は思わず酒に手を伸ばす。それを阻止する笹垣。 弥生子は落ち着かない様子で自分の髪に触れる。 「もう・・・ええんとちゃうか? お前、また何か起こったらあかんと思って、 ずっとここで、見張りしとったんやろ? 殺 人現場に番犬みたいに張り付いて。 お前は、お前なりに・・・息子守ろうとしてきたんやろ。 せやけどな、キツイ言い方するけどな、 お前は、息子守ることで、自分の罪滅ぼししているだけや。 違うか?」 弥生子は笹垣を睨造ように見たあと、傷だらけの左手で、谷口が届けた 掲示板の写しを差し出した。 「これは・・・あいつなんか!?」 「私・・・よく、知りませんけど・・・」 そこにある大江図書館の文字に笹垣は・・・。 橋の上で掲示板の写しを見つめる笹垣。 小学生の雪穂が、『風と共に去りぬ』を読んでいたこと、 小学生の亮司が、笹垣が多れようとした本を隠したことを 考えていた。 約束通り、典子とデートをする亮司。 二人は川原を並んで歩いていた。 「人の田舎って、来てみたかったんだよね。」と亮司。 「ね、結局、小説ってどんな話なの?」 「・・・何をしても気付かれない男の話。 主人公は子供の頃万 引きするんだよ。 そして、見つからないことを自分は賢いんだって勘違いしてさ。 それから悪いことばっかりする。 しまいには人 殺 しまでやってしまう。 だけど、ある日気づく。」 「自分は幽霊だって?」 「・・・気付かれないんじゃなくて、誰にも気付いてもらえないんだよ。 そしてそのうち、彼は好きな人が出来る。 彼は彼女の為に盗 んだものをあげたり、 彼女を悲しませた人を 殺 すんだ。」 「それでも気付かれないの?」 「そう。幽霊だから。」 「かわいそうだね、幽霊。 で、青酸 カリはどこで登場するの?」 「気付いた男がたった一人だけいるんだよ。 そいつを 殺 すときに使うんだ。」 「そいつを殺 すときに使うんだ」と言ったときの、 罪悪感などこれっぽっちもないような、彼の笑顔! それを聞いた典子は不安そうな表情に。 笹垣は大江図書館を訪れる。 大きな机に離れて座る小学生の他女と男児を見つめていると、 谷口がやって来た。 「すみません、お待たせして。 桐原君と西本さんのことですよね。」 「はい。 一つ、お伺いしたいんですが・・・ 二人は昔、ここで、同じ本を読んでいたんですか?」 「風と共に去りぬ、のことですか?」 笹垣が頷く。 「桐原君が、西本さんの後を追いかけてね。 頑張って読むようになったんですよ。 それまでは何が面白いのか、図鑑ばかり読んでいたんです。 笑わない子でね、二人とも。 お互い出会って、初めて笑うようになったんです。 そこの、外の階段のところで、桐原君、切り絵作ってあげたりして。 本当に可愛いカップルでしたよ。 あの・・・やっぱり桐原君に何かあったんですか?」 「いえ・・・たいしたことじゃないんですが。 すみませんが、またメールがありましたら、 ここまで連絡をお願いします。」 笹垣はそう言い名刺を置いて帰った。 帰り道、笹垣は幼い雪穂と亮司に起きたことをつなげていく。 母に手を引かれビルに向う雪穂。 そんな雪穂を偶然目撃する亮司。 狭いダクトを這って進む亮司。 売春させられる雪穂。 父を刺す亮司・・・。 亮司の手から凶器をそっと奪い取り涙する雪穂。 ガスの元栓をひねる雪穂。 「やめ!!」 思わず大声で叫び、そして悲しすぎる二人の過去に涙した。 川原に並んで腰をおろす亮司と典子。 「ユウイチ君の田舎は、どんな町だったの?」 「泥くさーい、汚い町。」 「・・・いつか、一緒に行けたり、・・・」途中で言葉を止める。 「行けたらいいよね。」亮司が優しく・笑んだ。 その時、亮司の携帯が鳴る。 「ごめん。」席を外す亮司。 「いるよなー、誰か。」典子がそう寂しそうに呟いた。 =布施市営火葬場= 「今、終わった。」公衆電話から雪穂が言う。 「笹垣は?」 「来なかったみたい。 代わりに篠塚が来たけど、妙に普通で。」 「もうきっと何も起こらないんだよ。」 「そんなに、都合よくいかないでしょ。」 「たまにはそういうラッキーなことがあってもいいんじゃない?」 「ラッキー・・・え? もしかして、笹垣のこと・・・ もう、やったの? 違うよね。だったら篠塚が黙ってる筈ないもんね。 どうするつもりなの? 何で黙ってるのよ。 言うと共犯になるから!? まさか・・・自分もとか、思ってないよね。 何とか言いなさいよ!!」 「雪穂俺ね・・・ いつか田舎に戻りたい。」 「戻ろうよ!時効まであと2年じゃない。 一緒に戻ればいいじゃない!」 「雪穂はね。 だけど俺にはもっといろいろあってさ、 生き証人だってゴロゴロいるんだよ。」 「でも、亮だって一件も立件されてないじゃない!」 「いつどうなるかわかんないし。」 「どうしてそうやってすぐ諦めるのよ! 何の為に今までやってきたのよ!」 「好きだったよ。 そういう雪穂が、すごく。」 「私!亮がいないと、ほんとに、」 「頼んだからね。」 「一人ぼっちになるって、何回言わせりゃ気がす造のよ!」 亮司は電話を切った。 「それでも、 やっと掴んだあなたの未来に、 邪魔な人間がいるとしたら・・・ それは確実に・・・あいつと俺なんだ。」 典子の元に戻る亮司。 「終わった?」 「うん、終わった。 全部。」 「ほんとに?」 「ほんと。」 亮司が差し伸べた手を、典子が掴造。 公衆電話の中で呆然となる雪穂。 友達に呼ばれ、会場へ戻ろうとするが、雪穂はその場に倒れてしまう。 亮司がシャワーを浴びる間、彼の携帯を上着のポケットから探す典子。 だが、「信じるって言ったんだから・・・。」と思いとどまった。 笹垣が再び弥生子を訪ねる。 「なあ。お前の息子の、ハサミなあ、」 弥生子の手が血で真っ赤に染まっている。 「おい!おい!!おい!!」 カウンターにはメモが置いてあった。 『あの子はまだダクトの中にいる 押し込めたのは私 そんな人生しかあげられなくて ごめん』 「何でや!何でこんな生き方しか出来へんね! 何でや・・・。」 笹垣は、既に息絶えた弥生子を抱きしめ涙した。 その頃亮司は、身動きせず、シャワーを頭から浴び続けていた。 雪穂が目を覚ますと、篠塚が付き添っていた。 「すみません。リョウコは?」 「葬儀屋の支払い。経費で落とすって。落ちるの?」 「すみません、すぐに車を呼びますから。」 「もう少し寝てれば? 昨日もおとといも、一睡もしてないんだろ? リョウコさんが言ってたよ。 唐沢は仕事でも何でも、全部自分で背負い込む癖があるって。」 篠塚が優しく微笑む。 「ねえ、あそこだけ、サボテンなんだね。」庭を見つめる篠塚。 「母は・・・サボテンのような人だったんです。」 母の遺影を見つめながら雪穂が語る。 「ダンナさんが死んだあと、ずっと一人で生きてきたから。 見かけによらず、すごく逞しくて。 厳しくて、真っ直ぐで、鋭い棘を持っていて。 でも、いつも私を守ろうとしてくれた。 本当の強さと、優しさを知っている人でした。」 そう言い涙ぐみ、亮司が言った 「好きだった、そういう雪穂がすごく」という言葉を思い起こす。 「わからないんです。私・・・。」 「何が?」 「人の愛し方が・・・。」 「いつから、わからなくなった? 唐沢・・・。」 「私・・・役立たずだったんです。」 「役立たず?」 「子供は、親の役に立たなきゃいけないのに・・・。 ちゃんとしなきゃいけなかったのに・・・。 何も出来なかった。 私、何一つ母にお返し出来なかった・・・。」 「お返し・・・。」 笹垣が言っていた、母親に売られた、という言葉を思い出し 辛そうに目を閉じる篠塚。 雪穂はそのまま号泣し続けた。 人の愛し方がわからないと泣く雪穂。 自分は役立たずだと泣く雪穂。 子供は親の役に立つためにあり、お返しをするのが当然だと思い 生きてきた雪穂・・・。 風呂から出てきた亮司に本を読んで待っていた典子が言う。 「あのさ・・・やっぱり殺 さないんじゃないかな。 幽霊。」 「またその話?」 「涙出るほど嬉しいんじゃないの? その男に気付いてもらった幽霊はさ。」 「じゃあ泣きながら殺 そう。」 「やめようよ、その結末!」 「だって終わらなくなっちゃうよ、その話。 いつまでもプラプラ小説書いててもねー。」 「いいじゃん!それで。 このままここに、ダラダラいればそれでいいじゃん!」 「じゃあ、もし俺が、」 「俺が?」 「その幽霊のような人生を送っていたらと、 それでもあなたは受け入れてくれるのかと、」 「ずっと働かなくても?」 「いいよ。」 「押さえ込んでいた思いが堰(せき)を切りそうになる・・・。」 「じゃあ・・・そうしよう。」 亮司が典子にキスをする。 「本当はいつだって、全てを話してしまいたい衝動に駆られていた。」 通報を受けて駆けつけた警察官に、弥生子との関係など事情聴取される 笹垣。 「だけど、それは決して幸せにしないだろう。 この人を・・・これ以上求めてはいけない。 求めそうな自分が怖かった。 あなたの未来を壊しそうな自分が怖かった。」 テーブルに突っ伏して眠る雪穂に語りかける篠塚。 「俺もね、生まれたときから役に立たなきゃいけない子だったよ。 篠塚の将来の為にも。 テストの点数で小遣い決まってさ。 金が欲しければ、結果出せって。 自分の結果さえ出せないヤツが、何千人もの社員に、 結果を出させることが出来るはずないって。 恨んではないけど、寂しかったよ、小さい頃は。 でもな、0点でも、抱きしめてもらえるヤツはいっぱいいるからな。 江利子みたいに。 だけどさ、唐沢。 ほんとにお前・・・一人だったのか?」 雪穂が、爪を噛んだ。 亮司と愛し合った朝方、典子が目覚めると亮司は着替えていた。 「やれば出来るじゃん。」 「タバコ買ってくる。」 「私のも買ってきて。」 「わかった。」 亮司が、部屋を出ていった。 こたつの上には典子のタバコ。 彼女は別れを感じていたんでしょうか? 亮司はゴミ捨て場の前でポケットの中から青酸 カリを入れた フィルムケースを取り出し、呟く。 「騙される方がバ カなんだよ。 なあ、雪穂。」 そこは、亮司が典子を待ち伏せした場所でした・・・。 『俺たちは似たもの同志だ そう思ったことはないか? スカーレット?』 篠塚が置いていったメモを見つめる雪穂・・・。 「自白、させる言うんですか?」 火葬場にいる笹垣が電話で篠塚に言う。 「唐沢にはその方法しかないと思うんです。 調べてはみますが、パスワードの盗難なんて立証出来ないと思うし。」 「それは・・・難しいと思いますけどね。」 「可能性は、ゼロじゃないです。」 「あなたが、懐に潜り込むっちゅーことですか?」 「ええ。 例えば、店の売り上げに協力するような形で。 それで、わかってくることもあるかもしれないし。」 「もう、それしかないかも、しれませんなー。 そやけど、全くの無駄骨に終わる可能性もありますよ。」 弥生子の遺影を見つめながら笹垣が言う。 「昔、江利子が、俺と唐沢はよく似てるって言ったんです。 唐沢の落ちた穴は、もしかしたら、俺の落ちた穴かもしれない。 目をそらしたらいけないと思ったんです。 だからこれは、俺の為なんですよ。」 「くれぐれも、一緒に穴に落ちんようにしてください。」 「もう一つの要素は見つかりましたか?」 「ええ。」 「戻ったら、教えて下さい。」 「そうですな。そのうち、はい。」 「いつか、あいつに、骨渡してやるからな。」 電話を切ったあと、笹垣は弥生子の家にそう言い手を合わせた。 笹垣が風呂敷に包まれた遺骨を持ち帰る姿を見張る亮司。 その風呂敷の中身が母だということなど気付かずに・・・。 「あいつ、覗きに来よるかな。」 遺影の弥生子に語りかけると、机の端に、遺骨、お位牌、遺影、 そして弥生子が残したメモを一緒に置いた。 笹垣の家の電話が鳴る。大江図書館の谷口からだ。 笹垣が出かけていくのを見届け、亮司が部屋に侵入する。 マスクをつけた亮司は、トイレに直行。 便器の中に薬品、そして青酸カリを入れ、素早く蓋を閉め、 トイレから出た。 「計画は単純なものだった。 この中で青酸ガスを発生させておき、 吸わせて中毒を起こさせる。 あとは死体をどこかに捨てる。 笹垣が長期の仕事にでも出ている細工をすればいい。 篠塚には、メールでも送っておけば、暫くはそれで済む。 気付いて探したところで、俺も笹垣も、 もうこの世にはいない。」 部屋を見渡す亮司は、ある一点に釘付けになる。 「嘘だろ・・・。」 母の遺影。母の残したメモ・・・。 机から、笹垣ノートが落ちた。 母の遺影を暫く見つめたあと、亮司は床に落ちたノートに気付く。 『桐原亮司・唐沢雪穂』と表紙に書いてあった。 ビジネスホテルで谷口と会う笹垣。 「すみません、こんな所で。 今、事務所に人を入れたくないもので。」 「こちらこそ急に出てきて、すみません。」 「で、お話いうのは・・・」 「あの私、実は・・・ あのあとも、二人と会ってるんです。 あの事件のあとも、桐原君ずっと一人で来てて。 高校3年生の終わるくらいの頃だったかな。 一度、一緒にいるところを見たんです。」 「高校3年の、12月頃、ですか?」 「ええ。転んだ西本さんに桐原君が手を貸しただけですけど、 高校卒業と同時に、今度は、西本さんが来るようになって。 友達の話だとか言って、恋愛の話をしたりして。」 「大学1年の、11月頃ですか。」 「1年を終わる頃には、もう来なくなっちゃったんですけど。 それからは、たまに、あの子達なのかなって思えるメールが来て。 さすがに何かあるって思ったんです。」 掲示板のコピーを差し出す谷口。 「返事を返そうと思ったら、全部つながらないんです。 そこに、遺言なんて届いて。 笹垣さんはいらっしゃるし。」 「谷口さん、これからお話しする話は、何一つ確実な証拠はありません。 だから、誰にも話さないでおいて下さい。」 「はい。」 「谷口さんが一度、二人一緒におるところを見かけはった頃、 二人は強姦事件を起こしておりました。」 「え!?」 「学校で、過去を暴露された西本雪穂と、 まずい写真をネタに脅されとった桐原亮司は、 お互いに相手を黙らせる為に、協力しあったんです。 次にあなたが、桐原亮司を最後に見たとき、 その直前、桐原は、死亡届を出しております。」 「死亡届?」 「おそらくは、松浦勇いう男に頼んで、こさえてもらったんでしょう。」 笹垣事務所の屋上でノートを読む亮司。 「すげーな・・・」と呟く。 「西本雪穂が現れだした頃、恋愛相談を受けたと言いはりましたな。 西本雪穂はある男に心を揺らし、うまくいかなかったんです。」 「確かにそんな内容でした。」 「その結果、桐原亮司は、その男の恋人を強姦してます。 そして、西本雪穂が現れなくなった頃、 松浦勇いう男が、ある刑事を殺 しました。 目撃者は、桐原弥生子。 松浦勇は失踪し、以後今日に至るまで、発見されていません。 図書館にこの一通目のメールが届いた頃、 西本雪穂は結婚しました。 その結婚は、離婚を前提にしたもので、 桐原亮司を一般社会に潜り込ませるための、意味があったんです。 二通目のメールは、丁度、西本雪穂が離婚して、 自分の店を出した頃のもんです。 これだけの犯罪行為を重ねながら、あいつら、 ずうずうしくR&Y、Ryoji,Yukihoという看板を出しているんですわ。 三通目の、このメールの直後に、 西本雪穂の二番目の母親が、死んでしまいました。 医療事故か、他殺か・・・ 永遠にわからんでしょうな。」 「あの子たちが、どうしてそんなことを!」 「初めっからですわ。 あいつらお互いの為に、お互いの親、殺 したんですわ。 桐原亮司の父親は、11歳の、西村雪穂を買うとったんです。」 「えぇ・・・!?」 「それを見た桐原亮司は、父親を殺し、 その罪を庇う為に、西本雪穂は、母親を殺 したんです。」 「どうして・・・どうしてそんな人生しか、」 「それは、あいつらがア。ホやからですわ。」 「あの子たち、私に聞いてきたんです。 人を殺してまで幸せになろうなんて、ずうずうしくないのかって。 生きる為に人を殺 していいのかって。 あの子達、あんなに信号送ってきたのに、 私が気付いて違うよって手を引いてあげていれば!」 「いやいやいや。 あいつらに同情することは何一つありません。」 「悪いのは親じゃないですか! 気付かなかった私じゃないですか! あの子達、たった11歳で・・・子供で・・・ 大人たちの犠牲じゃないですか・・・」そう泣きじゃくる谷口。 「違います!それは絶対に違います! 人 殺 す知恵あんのに、自村する知恵ないはずがない! 人騙す計算出来んのに、人の人生が想像出来んはずがない! 最初っからあいつらそんなのわかってやっとんのです。 あなたには何の責任もありません。 妙な誤解したらあきませんよ!」 谷口が涙を拭う。 「もし・・・共に、責めを負うもんがおるとすれば、 それは、私ですわ。 あいつらを捕まえてやれんへんかった、私です。」 笹垣はそう言い頭を下げる。 「私に・・・何が出来ます? あの二人に関わった、一人の人間として、せめて何か・・・。」 「桐原亮司の言葉を、みんなに伝えてやって下さい。 これは、あなたの言葉じゃないですか。 あいつら、ぎりぎりのところで化け物にせーへんかったのは、 あなたのおかげですわ。 もうそれで、充分ですわ。」 笹垣が手を合わせて微笑んだ。 笹垣のノートを読む亮司は、母が自 殺 したことを知る。 『2004年12月3日 桐原弥生子 自 殺 手村を切っての失血死 ハサミの確認はできず 親類縁者に引取りを拒まれ布施市営祭儀場にて火葬 遺言「あの子はまだダクトの中にいる 押しこめたのは私 そんな人生しかあげられなくて、ごめん」』 「なあ、雪穂。 あいつが作ったノート、俺たちの道のりだった。 その足で追いかけ、 その手で書き記し、 どれだけの時、あいつはその目で俺たちを見つめ続けたのだろう。 そのノート、あいつの血と肉で出来ていた。」 ノートを見つめながら涙する亮司。 「涙出るほど嬉しいんじゃないの? その男に気付いてもらった幽霊はさ。」典子の言葉。 亮司はノートを抱え号泣する。 「だから、こんな殺 し方をしてはいけないと思ったんだ。」 亮司が笹垣の部屋に飛び込み、手で口を押さえ、トイレの水を流した。 机の上にノートを戻すと、玄関のドアが開く。 「桐原か?」 見詰め合う二人。 亮司はハサミを取り出し、叫びながら飛びかかる。 「せめて、あいつの血と肉にまみれて殺 したかったんだ。」 その頃雪穂は、携帯を見つめながら、 「いつか田舎に戻りたい。 好きだったよ、そういう雪穂が。すごく。」 そう言った亮司の言葉を思い出す。 「ねえ、亮・・・。」 サボテンを見つめながら爪を噛む雪穂・・・。
06/03/23 18:17:19
先週見逃しちゃったんだけど、どなたか優しくて暇なお方!アラスジ教えてくださいませ(>_<)
06/03/23 18:08:18
アンフェアみたいな中途半端な終わりにならなきゃいいね。 詰め込みすぎてさ。
KDDI-KC32
06/03/23 18:06:18
はるかちゃん見れなくなっちゃうよ~楽しみだけど寂しいな
06/03/23 17:43:12
どんな終わり方するんだろう。 納得できる感じだといいね!
KDDI-KC33
06/03/23 16:18:03
今日で終わってしまう…
06/03/23 15:39:44
終わっちゃうのサミシイ…(>_<)
06/03/23 13:51:22
最終回!
06/03/22 00:14:53
げ★
P900iV
06/03/18 05:49:55
か
06/03/16 23:28:34
ネタバレする奴ネタバレトピ行けや頭悪いんだ、ぼけっ(;`в´)凸
KDDI-SA34
06/03/16 23:22:31
かわいいけど泣いてるシーンはアゴが目立って目も垂れていてスクリームの仮面に見えちゃった(・_・;)
06/03/16 23:00:32
見たからわかってるから…見てない
06/03/16 22:30:45
言っちゃいやん
06/03/16 22:04:54
最後は、ハラハラドキドキした…金八のトコ感動したよ~
06/03/16 22:02:13
来週そうなるんだ…言うなよー
06/03/16 22:02:09
701件~750件 (全1874件)
*コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています
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ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。
上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。
No.1174 あ゙~
SH901iS
06/03/23 21:24:58
りょうじはゆきほを見守る為に現れるんだよ!
返信
No.1173 あ゛~さん
N900iS
06/03/23 21:24:52
ありがとうございましたm(__)m
返信
No.1172 あ゙~
SH901iS
06/03/23 21:24:02
りょうじは病気じゃなくて青酸ガス吸って中毒になってるんだよ
返信
No.1171 りょうはさん
N900iS
06/03/23 21:23:59
ありがとうございます
ガスって青酸カリのですか?
返信
No.1170 いつも思うけど
N700i
06/03/23 21:23:52
山田の声、聞き取りにくい。
返信
No.1169 うぅ
KDDI-TS32
06/03/23 21:22:53
パーティ
返信
No.1168 デッパ⊂(´ш`⊂⌒`つ〃
KDDI-CA33
06/03/23 21:22:52
本当に展開早い;;どんどん解決してくね…
返信
No.1167 りょうは
KDDI-TS33
06/03/23 21:22:48
ガスを吸ってふらふら~。刺せずに逃げる。ささがきにトイレに入るなと言って…。
返信
No.1166 うぅ
KDDI-TS32
06/03/23 21:22:30
泣ける
返信
No.1165 ゅ
KDDI-SA32
06/03/23 21:22:22
亮二は何をしに現れるの?
返信
No.1164 りょうって
N900iS
06/03/23 21:21:32
病気なんですか?
返信
No.1163 出だし
SH901iS
06/03/23 21:20:29
りょうじが笹垣に襲い掛かってたよ
返信
No.1162 むむんが
N901iS
06/03/23 21:20:07
最初5分見逃した。笹垣なんで助かったの?
返信
No.1161 カッシー
N700i
06/03/23 21:19:16
かっこいい。
返信
No.1160 この
SH901iS
06/03/23 21:18:59
男、嫌い
返信
No.1159 サングラスか
SH901iS
06/03/23 21:17:46
ありがとうございました!
返信
No.1158 出だし
N900i
06/03/23 21:17:21
どんなんでしたか??教えてください!
返信
No.1157 サングラスのカケラだよ
SH901iS
06/03/23 21:16:48
松浦の
返信
No.1156 土の中に
SH901iS
06/03/23 21:16:02
あった何かのカケラって何?
返信
No.1155 展開が
KDDI-TS32
06/03/23 21:15:59
最終回で展開早すぎι
返信
No.1154 まめ大福
KDDI-HI34
06/03/23 21:15:52
ドキドキ…(´・ω・`)いよいよ最初のシーンと繋がるのね…
ど~なるんだろ?!
赤ちゃん可愛かったね(*^艸^)
返信
No.1153 妊娠
F901iC
06/03/23 21:15:49
たった一度で?!
返信
No.1152 松浦見つかった?!
SH902i
06/03/23 21:15:35
ドキドキしてきた…。
返信
No.1151 確信に
KDDI-TS32
06/03/23 21:15:23
迫って来たね。
時間内に終わるんだろうか……?
返信
No.1150 嗚呼
KDDI-HI31
06/03/23 21:15:15
ばれちゃうよぉ
(TдT)
返信
No.1149 ふーッ
KDDI-CA32
06/03/23 21:15:15
わくわく♪
返信
No.1148 ★天秤座★
P900i
06/03/23 21:15:06
やっぱり赤ちゃん出来てたね~
返信
No.1147 ( ´Д`)
KDDI-SA31
06/03/23 21:14:25
キャー
返信
No.1146 赤ちゃん
N902i
06/03/23 21:13:15
可愛かったね。
返信
No.1145 ななさ
KDDI-TS35
06/03/23 21:11:30
やっぱり妊婦したんだ
返信
No.1144 下の↓PC
KDDI-TS32
06/03/23 20:56:23
長すぎて全部読めない。区切って欲しかった。
返信
No.1143 いやん
SH900i
06/03/23 19:37:53
ありがとうございました!!これで最終回ゆっくり楽しめます(>_<)感謝!!
返信
No.1142 あぁ…
KDDI-TS33
06/03/23 19:08:59
↓読んでまた泣けてきた(ノД`)
返信
No.1141 はい、先週の
PC
06/03/23 18:49:34
谷口真文(余貴美子)が持ってきた、掲示板の書き込みを印刷したものを
弥生子(麻生祐未)は必 死 に読んでいく。
谷口が心配そうに弥生子に言う。
「遺言って、書いてあるし・・・。
昔、お父さんの事件があった時、落ち込んだ亮司君に、
こういうことを言った覚えがあって。
何かあったんじゃないかと思って・・・。」
「・・・」
「あの、私が殺 したって、どういう・・・」
弥生子は何も答えられない。
棚に飾った帆船の切り絵に気付く谷口。
「あれ、亮司君のですよね。」
弥生子が泣きながら呟く。
「私が殺 したんです・・・。」
「こんなに急に亡くなるものなんですか・・・。」
礼子(八千草薫)のベッドの横で雪穂(綾瀬はるか)は医者、看護師に
静かに呟く。
「あの、実は機械が、」と話そうとするのを医者が止めるように言う。
「我々も、最善の処置を行っておりましたが、
残念ながら、心機能の回復には、」
「寿命だったってことですか?
私、友達に電話していたんです。
疲れたなんて、そんなこと言うから、
きっとバチが当たったんですね。」
そう言い、雪穂は礼子の顔を見た。
「病院は何も言わないと思う。
自分たちの医療ミス、隠したいって感じだったから。」
携帯電話で亮司にそう言う雪穂。
「大丈夫?雪穂。」公衆電話から亮司(山田孝之)が聞く。
「大丈夫。疲れてるだけ。
ごめん。ありがとね、亮。
あとは、うまくやるよ。」
雪穂はそう言い電話を切った。
カーテンを明け、庭のサボテンを見つめる。
「親を殺 してまで、手に入れた人生だから。」
子供の頃、そう覚悟した自分の言葉を思いながら、
「どこまでも・・・。」と呟いた。
篠塚(柏原崇)が笹垣(武田鉄矢)を訪ねていく。
「高宮からさっき連絡があって、心筋梗塞で運ばれて、
そのまま、亡 くなられたそうです。」
「またえらい急ですなあ。」
「その病院の取引担当に聞いてもらったら、
実は、医療器具が外れてしまったんじゃないかって。」
「医療ミスですか・・・。」
「だと、思っているようです、病院は。
とにかく、葬儀に行ってみます。」
「あの、必要以上に関わらないで下さいってお願いしたはずですよ。」
「自分の目で、確かめたいんですよ。
あいつがどんな顔をして、母親を送るのか。
笹垣さんも早く、欠けたピースを探して下さい。」
篠塚はそう言い立ち去った。
「早よせんとなー。
古賀、みんなどんどんおらんようになってまうわ・・・。」
古賀の家族写真にそう呟く笹垣。
店のダクトを悲しげに見つめる弥生子。
「なあ、雪穂。
あなたの母親は、俺たちを救われないと言ったけど・・・」
葬儀会場で母の遺影を見つめる雪穂。
公園で、青酸カリの瓶を見つめる亮司。
「全部はいらないか・・・。」
「俺は俺なりに・・・
あなたを明るいところに、連れ出そうと思ってた。
だけど、連れ出そうとすればするほど、
あなたを閉じ込めてしまうんだね。
今となれば、そんな気がするよ。」
感情のないような呟き。
笹垣に反対されながらも雪穂に近づくため礼子の葬儀場を訪れる篠塚。
典子(西田尚美)の部屋に戻った亮司は、青酸 カリをフィルムケースに
移し、減った分を食塩で補った。
「だけど・・・ごめんな。
わからなかったんだ。
他の愛し方なんて、知らなかった。」
部屋に鍵をかけ、出かけていく笹垣。
「おかえり。」亮司が笑顔で典子に言う。
自分の部屋に亮司がいることに其く典子。
「何でいるの?」
「え?ダメ?」
「いなくなったのかと思って。」
「取材行ってただけだよ、小説の。」
「・・・終わった?」
「だからほら、返したでしょ?」
テーブルの上に置いた青酸カリの小瓶を指差す亮司。
「・・・うん。」
「典子さん、明日デートしない?」
母の遺影の前で、怖い表情でたたずむ雪穂。
篠塚は葬儀会場で雪穂の共同経営者に話を聞いていた。
「夕べ病院から電話がかかってきたんですよ。
めずらしく、愚痴みたいな感じで。2時間ぐらい。
どうもその間に、お母さん亡くなられたみたいで。
どうしてそんなことを?」
「一応状況把握しておきたくて。」
「何でですか?」怪訝そうに答えるリョウコ。
「前のダンナの友人で、代わりに手伝ってくれって言われてるんです。」
祭壇に線香を手向ける雪穂。
「手伝おうか、番。」
「高宮さんに、頼まれたんですか?」
「さすがに今は、顔を合わせ辛いからって。
寂しくなるね・・・。」
「人は・・・いつかは亡くなってしまうものですから。
泣いたって、母が戻ってくるわけじゃないし・・・。」
その頃笹垣は、弥生子の元を訪ね、礼子の写真を見せていた。
「西本雪穂の二番目の母親や。
おとつい、死 んだ。
知らん間に、医療器具が、外れてしまってなー。
証拠がないけど、あいつがやった可能性が高い。」
弥生子は思わず酒に手を伸ばす。それを阻止する笹垣。
弥生子は落ち着かない様子で自分の髪に触れる。
「もう・・・ええんとちゃうか?
お前、また何か起こったらあかんと思って、
ずっとここで、見張りしとったんやろ?
殺 人現場に番犬みたいに張り付いて。
お前は、お前なりに・・・息子守ろうとしてきたんやろ。
せやけどな、キツイ言い方するけどな、
お前は、息子守ることで、自分の罪滅ぼししているだけや。
違うか?」
弥生子は笹垣を睨造ように見たあと、傷だらけの左手で、谷口が届けた
掲示板の写しを差し出した。
「これは・・・あいつなんか!?」
「私・・・よく、知りませんけど・・・」
そこにある大江図書館の文字に笹垣は・・・。
橋の上で掲示板の写しを見つめる笹垣。
小学生の雪穂が、『風と共に去りぬ』を読んでいたこと、
小学生の亮司が、笹垣が多れようとした本を隠したことを
考えていた。
約束通り、典子とデートをする亮司。
二人は川原を並んで歩いていた。
「人の田舎って、来てみたかったんだよね。」と亮司。
「ね、結局、小説ってどんな話なの?」
「・・・何をしても気付かれない男の話。
主人公は子供の頃万 引きするんだよ。
そして、見つからないことを自分は賢いんだって勘違いしてさ。
それから悪いことばっかりする。
しまいには人 殺 しまでやってしまう。
だけど、ある日気づく。」
「自分は幽霊だって?」
「・・・気付かれないんじゃなくて、誰にも気付いてもらえないんだよ。
そしてそのうち、彼は好きな人が出来る。
彼は彼女の為に盗 んだものをあげたり、
彼女を悲しませた人を 殺 すんだ。」
「それでも気付かれないの?」
「そう。幽霊だから。」
「かわいそうだね、幽霊。
で、青酸 カリはどこで登場するの?」
「気付いた男がたった一人だけいるんだよ。
そいつを 殺 すときに使うんだ。」
「そいつを殺 すときに使うんだ」と言ったときの、
罪悪感などこれっぽっちもないような、彼の笑顔!
それを聞いた典子は不安そうな表情に。
笹垣は大江図書館を訪れる。
大きな机に離れて座る小学生の他女と男児を見つめていると、
谷口がやって来た。
「すみません、お待たせして。
桐原君と西本さんのことですよね。」
「はい。
一つ、お伺いしたいんですが・・・
二人は昔、ここで、同じ本を読んでいたんですか?」
「風と共に去りぬ、のことですか?」
笹垣が頷く。
「桐原君が、西本さんの後を追いかけてね。
頑張って読むようになったんですよ。
それまでは何が面白いのか、図鑑ばかり読んでいたんです。
笑わない子でね、二人とも。
お互い出会って、初めて笑うようになったんです。
そこの、外の階段のところで、桐原君、切り絵作ってあげたりして。
本当に可愛いカップルでしたよ。
あの・・・やっぱり桐原君に何かあったんですか?」
「いえ・・・たいしたことじゃないんですが。
すみませんが、またメールがありましたら、
ここまで連絡をお願いします。」
笹垣はそう言い名刺を置いて帰った。
帰り道、笹垣は幼い雪穂と亮司に起きたことをつなげていく。
母に手を引かれビルに向う雪穂。
そんな雪穂を偶然目撃する亮司。
狭いダクトを這って進む亮司。
売春させられる雪穂。
父を刺す亮司・・・。
亮司の手から凶器をそっと奪い取り涙する雪穂。
ガスの元栓をひねる雪穂。
「やめ!!」
思わず大声で叫び、そして悲しすぎる二人の過去に涙した。
川原に並んで腰をおろす亮司と典子。
「ユウイチ君の田舎は、どんな町だったの?」
「泥くさーい、汚い町。」
「・・・いつか、一緒に行けたり、・・・」途中で言葉を止める。
「行けたらいいよね。」亮司が優しく・笑んだ。
その時、亮司の携帯が鳴る。
「ごめん。」席を外す亮司。
「いるよなー、誰か。」典子がそう寂しそうに呟いた。
=布施市営火葬場=
「今、終わった。」公衆電話から雪穂が言う。
「笹垣は?」
「来なかったみたい。
代わりに篠塚が来たけど、妙に普通で。」
「もうきっと何も起こらないんだよ。」
「そんなに、都合よくいかないでしょ。」
「たまにはそういうラッキーなことがあってもいいんじゃない?」
「ラッキー・・・え?
もしかして、笹垣のこと・・・
もう、やったの?
違うよね。だったら篠塚が黙ってる筈ないもんね。
どうするつもりなの?
何で黙ってるのよ。
言うと共犯になるから!?
まさか・・・自分もとか、思ってないよね。
何とか言いなさいよ!!」
「雪穂俺ね・・・
いつか田舎に戻りたい。」
「戻ろうよ!時効まであと2年じゃない。
一緒に戻ればいいじゃない!」
「雪穂はね。
だけど俺にはもっといろいろあってさ、
生き証人だってゴロゴロいるんだよ。」
「でも、亮だって一件も立件されてないじゃない!」
「いつどうなるかわかんないし。」
「どうしてそうやってすぐ諦めるのよ!
何の為に今までやってきたのよ!」
「好きだったよ。
そういう雪穂が、すごく。」
「私!亮がいないと、ほんとに、」
「頼んだからね。」
「一人ぼっちになるって、何回言わせりゃ気がす造のよ!」
亮司は電話を切った。
「それでも、
やっと掴んだあなたの未来に、
邪魔な人間がいるとしたら・・・
それは確実に・・・あいつと俺なんだ。」
典子の元に戻る亮司。
「終わった?」
「うん、終わった。
全部。」
「ほんとに?」
「ほんと。」
亮司が差し伸べた手を、典子が掴造。
公衆電話の中で呆然となる雪穂。
友達に呼ばれ、会場へ戻ろうとするが、雪穂はその場に倒れてしまう。
亮司がシャワーを浴びる間、彼の携帯を上着のポケットから探す典子。
だが、「信じるって言ったんだから・・・。」と思いとどまった。
笹垣が再び弥生子を訪ねる。
「なあ。お前の息子の、ハサミなあ、」
弥生子の手が血で真っ赤に染まっている。
「おい!おい!!おい!!」
カウンターにはメモが置いてあった。
『あの子はまだダクトの中にいる
押し込めたのは私
そんな人生しかあげられなくて
ごめん』
「何でや!何でこんな生き方しか出来へんね!
何でや・・・。」
笹垣は、既に息絶えた弥生子を抱きしめ涙した。
その頃亮司は、身動きせず、シャワーを頭から浴び続けていた。
雪穂が目を覚ますと、篠塚が付き添っていた。
「すみません。リョウコは?」
「葬儀屋の支払い。経費で落とすって。落ちるの?」
「すみません、すぐに車を呼びますから。」
「もう少し寝てれば?
昨日もおとといも、一睡もしてないんだろ?
リョウコさんが言ってたよ。
唐沢は仕事でも何でも、全部自分で背負い込む癖があるって。」
篠塚が優しく微笑む。
「ねえ、あそこだけ、サボテンなんだね。」庭を見つめる篠塚。
「母は・・・サボテンのような人だったんです。」
母の遺影を見つめながら雪穂が語る。
「ダンナさんが死んだあと、ずっと一人で生きてきたから。
見かけによらず、すごく逞しくて。
厳しくて、真っ直ぐで、鋭い棘を持っていて。
でも、いつも私を守ろうとしてくれた。
本当の強さと、優しさを知っている人でした。」
そう言い涙ぐみ、亮司が言った
「好きだった、そういう雪穂がすごく」という言葉を思い起こす。
「わからないんです。私・・・。」
「何が?」
「人の愛し方が・・・。」
「いつから、わからなくなった?
唐沢・・・。」
「私・・・役立たずだったんです。」
「役立たず?」
「子供は、親の役に立たなきゃいけないのに・・・。
ちゃんとしなきゃいけなかったのに・・・。
何も出来なかった。
私、何一つ母にお返し出来なかった・・・。」
「お返し・・・。」
笹垣が言っていた、母親に売られた、という言葉を思い出し
辛そうに目を閉じる篠塚。
雪穂はそのまま号泣し続けた。
人の愛し方がわからないと泣く雪穂。
自分は役立たずだと泣く雪穂。
子供は親の役に立つためにあり、お返しをするのが当然だと思い
生きてきた雪穂・・・。
風呂から出てきた亮司に本を読んで待っていた典子が言う。
「あのさ・・・やっぱり殺 さないんじゃないかな。
幽霊。」
「またその話?」
「涙出るほど嬉しいんじゃないの?
その男に気付いてもらった幽霊はさ。」
「じゃあ泣きながら殺 そう。」
「やめようよ、その結末!」
「だって終わらなくなっちゃうよ、その話。
いつまでもプラプラ小説書いててもねー。」
「いいじゃん!それで。
このままここに、ダラダラいればそれでいいじゃん!」
「じゃあ、もし俺が、」
「俺が?」
「その幽霊のような人生を送っていたらと、
それでもあなたは受け入れてくれるのかと、」
「ずっと働かなくても?」
「いいよ。」
「押さえ込んでいた思いが堰(せき)を切りそうになる・・・。」
「じゃあ・・・そうしよう。」
亮司が典子にキスをする。
「本当はいつだって、全てを話してしまいたい衝動に駆られていた。」
通報を受けて駆けつけた警察官に、弥生子との関係など事情聴取される
笹垣。
「だけど、それは決して幸せにしないだろう。
この人を・・・これ以上求めてはいけない。
求めそうな自分が怖かった。
あなたの未来を壊しそうな自分が怖かった。」
テーブルに突っ伏して眠る雪穂に語りかける篠塚。
「俺もね、生まれたときから役に立たなきゃいけない子だったよ。
篠塚の将来の為にも。
テストの点数で小遣い決まってさ。
金が欲しければ、結果出せって。
自分の結果さえ出せないヤツが、何千人もの社員に、
結果を出させることが出来るはずないって。
恨んではないけど、寂しかったよ、小さい頃は。
でもな、0点でも、抱きしめてもらえるヤツはいっぱいいるからな。
江利子みたいに。
だけどさ、唐沢。
ほんとにお前・・・一人だったのか?」
雪穂が、爪を噛んだ。
亮司と愛し合った朝方、典子が目覚めると亮司は着替えていた。
「やれば出来るじゃん。」
「タバコ買ってくる。」
「私のも買ってきて。」
「わかった。」
亮司が、部屋を出ていった。
こたつの上には典子のタバコ。
彼女は別れを感じていたんでしょうか?
亮司はゴミ捨て場の前でポケットの中から青酸 カリを入れた
フィルムケースを取り出し、呟く。
「騙される方がバ カなんだよ。
なあ、雪穂。」
そこは、亮司が典子を待ち伏せした場所でした・・・。
『俺たちは似たもの同志だ
そう思ったことはないか?
スカーレット?』
篠塚が置いていったメモを見つめる雪穂・・・。
「自白、させる言うんですか?」
火葬場にいる笹垣が電話で篠塚に言う。
「唐沢にはその方法しかないと思うんです。
調べてはみますが、パスワードの盗難なんて立証出来ないと思うし。」
「それは・・・難しいと思いますけどね。」
「可能性は、ゼロじゃないです。」
「あなたが、懐に潜り込むっちゅーことですか?」
「ええ。
例えば、店の売り上げに協力するような形で。
それで、わかってくることもあるかもしれないし。」
「もう、それしかないかも、しれませんなー。
そやけど、全くの無駄骨に終わる可能性もありますよ。」
弥生子の遺影を見つめながら笹垣が言う。
「昔、江利子が、俺と唐沢はよく似てるって言ったんです。
唐沢の落ちた穴は、もしかしたら、俺の落ちた穴かもしれない。
目をそらしたらいけないと思ったんです。
だからこれは、俺の為なんですよ。」
「くれぐれも、一緒に穴に落ちんようにしてください。」
「もう一つの要素は見つかりましたか?」
「ええ。」
「戻ったら、教えて下さい。」
「そうですな。そのうち、はい。」
「いつか、あいつに、骨渡してやるからな。」
電話を切ったあと、笹垣は弥生子の家にそう言い手を合わせた。
笹垣が風呂敷に包まれた遺骨を持ち帰る姿を見張る亮司。
その風呂敷の中身が母だということなど気付かずに・・・。
「あいつ、覗きに来よるかな。」
遺影の弥生子に語りかけると、机の端に、遺骨、お位牌、遺影、
そして弥生子が残したメモを一緒に置いた。
笹垣の家の電話が鳴る。大江図書館の谷口からだ。
笹垣が出かけていくのを見届け、亮司が部屋に侵入する。
マスクをつけた亮司は、トイレに直行。
便器の中に薬品、そして青酸カリを入れ、素早く蓋を閉め、
トイレから出た。
「計画は単純なものだった。
この中で青酸ガスを発生させておき、
吸わせて中毒を起こさせる。
あとは死体をどこかに捨てる。
笹垣が長期の仕事にでも出ている細工をすればいい。
篠塚には、メールでも送っておけば、暫くはそれで済む。
気付いて探したところで、俺も笹垣も、
もうこの世にはいない。」
部屋を見渡す亮司は、ある一点に釘付けになる。
「嘘だろ・・・。」
母の遺影。母の残したメモ・・・。
机から、笹垣ノートが落ちた。
母の遺影を暫く見つめたあと、亮司は床に落ちたノートに気付く。
『桐原亮司・唐沢雪穂』と表紙に書いてあった。
ビジネスホテルで谷口と会う笹垣。
「すみません、こんな所で。
今、事務所に人を入れたくないもので。」
「こちらこそ急に出てきて、すみません。」
「で、お話いうのは・・・」
「あの私、実は・・・
あのあとも、二人と会ってるんです。
あの事件のあとも、桐原君ずっと一人で来てて。
高校3年生の終わるくらいの頃だったかな。
一度、一緒にいるところを見たんです。」
「高校3年の、12月頃、ですか?」
「ええ。転んだ西本さんに桐原君が手を貸しただけですけど、
高校卒業と同時に、今度は、西本さんが来るようになって。
友達の話だとか言って、恋愛の話をしたりして。」
「大学1年の、11月頃ですか。」
「1年を終わる頃には、もう来なくなっちゃったんですけど。
それからは、たまに、あの子達なのかなって思えるメールが来て。
さすがに何かあるって思ったんです。」
掲示板のコピーを差し出す谷口。
「返事を返そうと思ったら、全部つながらないんです。
そこに、遺言なんて届いて。
笹垣さんはいらっしゃるし。」
「谷口さん、これからお話しする話は、何一つ確実な証拠はありません。
だから、誰にも話さないでおいて下さい。」
「はい。」
「谷口さんが一度、二人一緒におるところを見かけはった頃、
二人は強姦事件を起こしておりました。」
「え!?」
「学校で、過去を暴露された西本雪穂と、
まずい写真をネタに脅されとった桐原亮司は、
お互いに相手を黙らせる為に、協力しあったんです。
次にあなたが、桐原亮司を最後に見たとき、
その直前、桐原は、死亡届を出しております。」
「死亡届?」
「おそらくは、松浦勇いう男に頼んで、こさえてもらったんでしょう。」
笹垣事務所の屋上でノートを読む亮司。
「すげーな・・・」と呟く。
「西本雪穂が現れだした頃、恋愛相談を受けたと言いはりましたな。
西本雪穂はある男に心を揺らし、うまくいかなかったんです。」
「確かにそんな内容でした。」
「その結果、桐原亮司は、その男の恋人を強姦してます。
そして、西本雪穂が現れなくなった頃、
松浦勇いう男が、ある刑事を殺 しました。
目撃者は、桐原弥生子。
松浦勇は失踪し、以後今日に至るまで、発見されていません。
図書館にこの一通目のメールが届いた頃、
西本雪穂は結婚しました。
その結婚は、離婚を前提にしたもので、
桐原亮司を一般社会に潜り込ませるための、意味があったんです。
二通目のメールは、丁度、西本雪穂が離婚して、
自分の店を出した頃のもんです。
これだけの犯罪行為を重ねながら、あいつら、
ずうずうしくR&Y、Ryoji,Yukihoという看板を出しているんですわ。
三通目の、このメールの直後に、
西本雪穂の二番目の母親が、死んでしまいました。
医療事故か、他殺か・・・
永遠にわからんでしょうな。」
「あの子たちが、どうしてそんなことを!」
「初めっからですわ。
あいつらお互いの為に、お互いの親、殺 したんですわ。
桐原亮司の父親は、11歳の、西村雪穂を買うとったんです。」
「えぇ・・・!?」
「それを見た桐原亮司は、父親を殺し、
その罪を庇う為に、西本雪穂は、母親を殺 したんです。」
「どうして・・・どうしてそんな人生しか、」
「それは、あいつらがア。ホやからですわ。」
「あの子たち、私に聞いてきたんです。
人を殺してまで幸せになろうなんて、ずうずうしくないのかって。
生きる為に人を殺 していいのかって。
あの子達、あんなに信号送ってきたのに、
私が気付いて違うよって手を引いてあげていれば!」
「いやいやいや。
あいつらに同情することは何一つありません。」
「悪いのは親じゃないですか!
気付かなかった私じゃないですか!
あの子達、たった11歳で・・・子供で・・・
大人たちの犠牲じゃないですか・・・」そう泣きじゃくる谷口。
「違います!それは絶対に違います!
人 殺 す知恵あんのに、自村する知恵ないはずがない!
人騙す計算出来んのに、人の人生が想像出来んはずがない!
最初っからあいつらそんなのわかってやっとんのです。
あなたには何の責任もありません。
妙な誤解したらあきませんよ!」
谷口が涙を拭う。
「もし・・・共に、責めを負うもんがおるとすれば、
それは、私ですわ。
あいつらを捕まえてやれんへんかった、私です。」
笹垣はそう言い頭を下げる。
「私に・・・何が出来ます?
あの二人に関わった、一人の人間として、せめて何か・・・。」
「桐原亮司の言葉を、みんなに伝えてやって下さい。
これは、あなたの言葉じゃないですか。
あいつら、ぎりぎりのところで化け物にせーへんかったのは、
あなたのおかげですわ。
もうそれで、充分ですわ。」
笹垣が手を合わせて微笑んだ。
笹垣のノートを読む亮司は、母が自 殺 したことを知る。
『2004年12月3日
桐原弥生子 自 殺
手村を切っての失血死
ハサミの確認はできず
親類縁者に引取りを拒まれ布施市営祭儀場にて火葬
遺言「あの子はまだダクトの中にいる
押しこめたのは私
そんな人生しかあげられなくて、ごめん」』
「なあ、雪穂。
あいつが作ったノート、俺たちの道のりだった。
その足で追いかけ、
その手で書き記し、
どれだけの時、あいつはその目で俺たちを見つめ続けたのだろう。
そのノート、あいつの血と肉で出来ていた。」
ノートを見つめながら涙する亮司。
「涙出るほど嬉しいんじゃないの?
その男に気付いてもらった幽霊はさ。」典子の言葉。
亮司はノートを抱え号泣する。
「だから、こんな殺 し方をしてはいけないと思ったんだ。」
亮司が笹垣の部屋に飛び込み、手で口を押さえ、トイレの水を流した。
机の上にノートを戻すと、玄関のドアが開く。
「桐原か?」
見詰め合う二人。
亮司はハサミを取り出し、叫びながら飛びかかる。
「せめて、あいつの血と肉にまみれて殺 したかったんだ。」
その頃雪穂は、携帯を見つめながら、
「いつか田舎に戻りたい。
好きだったよ、そういう雪穂が。すごく。」
そう言った亮司の言葉を思い出す。
「ねえ、亮・・・。」
サボテンを見つめながら爪を噛む雪穂・・・。
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No.1140 いやん
SH900i
06/03/23 18:17:19
先週見逃しちゃったんだけど、どなたか優しくて暇なお方!アラスジ教えてくださいませ(>_<)
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No.1139 あ
PC
06/03/23 18:08:18
アンフェアみたいな中途半端な終わりにならなきゃいいね。
詰め込みすぎてさ。
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No.1138 最終回だね
KDDI-KC32
06/03/23 18:06:18
はるかちゃん見れなくなっちゃうよ~楽しみだけど寂しいな
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No.1137 今日おわり…
KDDI-TS32
06/03/23 17:43:12
どんな終わり方するんだろう。
納得できる感じだといいね!
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No.1136 楽しみが
KDDI-KC33
06/03/23 16:18:03
今日で終わってしまう…
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No.1135 お
SH901iS
06/03/23 15:39:44
終わっちゃうのサミシイ…(>_<)
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No.1134 今晩
N900i
06/03/23 13:51:22
最終回!
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No.1133 あ
KDDI-HI34
06/03/22 00:14:53
げ★
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No.1132 た
P900iV
06/03/18 05:49:55
か
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No.1131 まぢむかつく
KDDI-TS32
06/03/16 23:28:34
ネタバレする奴ネタバレトピ行けや頭悪いんだ、ぼけっ(;`в´)凸
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No.1130 はるかちゃん
KDDI-SA34
06/03/16 23:22:31
かわいいけど泣いてるシーンはアゴが目立って目も垂れていてスクリームの仮面に見えちゃった(・_・;)
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No.1129 原作本
KDDI-KC33
06/03/16 23:00:32
見たからわかってるから…見てない
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No.1128 読んじゃった
N902i
06/03/16 22:30:45
言っちゃいやん
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No.1127 あぁ
P900i
06/03/16 22:04:54
最後は、ハラハラドキドキした…金八のトコ感動したよ~
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No.1126 あらー
KDDI-TS33
06/03/16 22:02:13
来週そうなるんだ…言うなよー
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No.1125 あらー
KDDI-TS33
06/03/16 22:02:09
来週そうなるんだ…言うなよー
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