「し　ね」「ころ　すぞ」ジュース代払わせる…高校スキー部でいじめ　小樽市

「し　ね」「ころ　すぞ」ジュース代払わせる…高校スキー部でいじめ　小樽市
2022年03月18日(金) 21時10分 更新

会見した男子生徒２人の母親（札幌市・午後２時すぎ）
　北海道小樽市の高校のスキー部で、暴力行為や脅迫などのいじめがあったとして、被害に遭った生徒２人の母親が会見を開きました。
　学校側は、取材に対しいじめの事実を認めています。

　会見でいじめを訴えたのは、小樽市の私立高校のスキー部に所属する男子生徒２人の母親です。
　母親によりますと、男子生徒２人は、高校に入学した去年４月ごろから12月ごろにかけて、スキー部の上級生３人と同級生１人から「し
　ね」「ころ　すぞ」などの暴言を言われたほか、ゲームと称してジュース代を支払わされたり、体を蹴られたり、至近距離からボールを投げつけられるなどの暴力行為を受けたということです。
　被害に遭った男子生徒２人は、その後、不登校になりました。
　母親は学校に対して「事実を隠さずにきちんと説明し、校長や教頭、部活の顧問に責任を取ってほしい」と訴えているほか、警察に被害届を出す予定です。
　一方、学校側は取材に対し「いじめがあったと認識している」と回答していて、これまでに加害生徒３人を停学処分としています。学校は「事案の確認調査に時間がかかって不快な思いをさせてしまったが、生徒や保護者への説明や対応はしている。今後もできるだけ丁寧に対応していきたい」としています。
　この学校のスキー部では、2018年にも上級生による暴力行為や金銭要求などのいじめが発覚していました。


３月18日(金)午後９時10分配信