国境まで避難しても避難所が足りず、人身売買の標的にも…【ウクライナ侵攻】

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  • 22/03/16 12:45:35

人身売買リスクも…避難者の現状は 現地中継

2022.03.15 23:40

ロシアのウクライナ侵攻による戦闘が激しさを増しています。避難している方々は、今、どんな状況なのでしょうか? ポーランドから橋本記者が伝えます。

     ◇

ウクライナとの国境、ポーランドのメディカです。私の後ろに見えるのが国境の検問所で、軍事侵攻開始から3週間近くが経過した今も、ポーランド側に避難してくる人の姿が途絶えることはありません。そのほとんどが女性と子どもたちです。

中には、生まれて間もないお子さんもいるため、国境を越えてすぐの場所には、紙おむつなどのベビー用品がボランティアの方によって用意されています。

ただ、やっとの思いで国境を越えて来たものの、周辺の避難所は定員に達している場所が多いのが実情です。中には、「行くあてがない」「これからどうすればいいか分からない」と涙を流しながら訴える避難者の姿もあります。

国境周辺では、避難所以外にも個人の自宅で避難者を受け入れる動きが広がっています。

さらに、ポーランドのワルシャワやドイツのケルンなどの大都市にも受け入れ拠点ができていて、ボランティアの方が避難者に受け入れ先の情報を説明する場面も見受けられます。

ただ、こうした中、国連関係者は、ボランティアを装った誘拐や人身売買などのリスクが高まっていると警告していて、慣れない土地への避難が、女性や子どもたちに影を落としています。

https://www.ybs.jp/tv/wnews/news91rhqr9t93vyuz4f0x.html

(略)

あまり皆さんが気づいていないことですが、二点とても大切なことがあります。

第一に、こういった人道危機の時には、必ず人身売買のターゲットにされてしまうということです。インターネット上では、いわゆる「ダークネット」というサイトがあり、多くの犯罪者がどのように女性や子どもたちを誘拐するか、どうやってビジネスとして成り立たせるか、といった内容を扱っています。

じつは現在も、すでに現場では、たとえば駅に来ている難民がその場で誘拐されてしまったり、親切なドライバーを装ってドイツの旗を見せ「ドイツへ連れて行ってあげるよ」と言いながら、そのまま女性や子どもを誘拐してしまったり、国外へ売春目的や性奴隷として売られてしまうということが実際に発生しています。これは、そうした犯罪者にとっては十分なビジネスとなっており、私たちはそうした事態をなんとか防ごうとしています。

お伝えしたいことの二点目は、安定した移民政策がポーランドにはまだない、ということです(3)。人道的な危機が発生しても、移民や難民をきちんと受け入れる体制がまだできていない。現時点ではポーランドの人たちは皆、ウクライナからの避難者を受け入れ、よろこんで連帯感をもって助けたい、と考えていますが、おそらく数週間のうちに疲弊してくるでしょう。疲弊してくると、やはり、不安や怒りの感情も生じてくるかも知れません。なぜなら、避難してくる数百万人の人たちは気の毒な犠牲者であるけれども、ウクライナの人々が逃げてくることによってポーランドもまた苦しい状況に陥るのではないか……そのような不安から、ウクライナから避難してくる人々を非難するようになるかもしれません。(以下略)

https://synodos.jp/opinion/international/27778/

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