ロシア外務大臣「ロシアはウクライナを攻撃していない」

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      22/03/11 12:26:28

    ◆再び、防衛省防衛研究所の兵頭慎治さんに聞きます。

    (Q.会見全体をみて、どんな印象を受けましたか)

    ロシアの立場の正当化、欧米に対するけん制に終始する会見だったと思います。ラブロフ外相は「特別軍事作戦で、ウクライナへの攻撃ではなく、予定通りに行われている」と主張。欧米から経済制裁を受けていますが「自分たちで何とかする。大きなダメージはない」と強がっています。そして「ウクライナに武器や傭兵を送る国は、その責任を思い知ることになるだろう」と、欧米諸国の軍事支援に対して痛烈に批判しています。

    「核戦争が始まるとは信じたくない」という発言は、外相としてどうなんだと思います。プーチン大統領も核使用を示唆する発言を繰り返していますが、軍事攻撃が激化した場合、ロシアは核を使うかもしれないと示唆することによって、ゼレンスキー政権を追い詰めて降伏させる最後の脅し文句です。今回の外相会談で進展がなかった後に、この発言をしているのは深刻だと思います。

    (Q.ゼレンスキー大統領は「私が目指すのはロシアとの戦争を終わらせること。一定の手段を講じる用意もある。妥協することはあっても、それが祖国を裏切るものであってはならない」と発言しました。これについて、どうみますか)

    ロシアが要求している中立化、NATO(北大西洋条約機構)非加盟に対して、ウクライナ側が柔軟な姿勢を見せ、交渉が進展するのではないかという見方がありました。この先に予想される、首都キエフの総攻撃を避けるためにも、ウクライナ側は歩み寄ろうとしたと思いますが、結果的にロシア側は一切、歩み寄りの姿勢を見せませんでした。プーチン大統領の「ロシアの要求をすべて無条件でのまないと、軍事作戦はやめない」という発言がありましたが、そこから一歩も妥協する様子がみられませんでした。

    (Q.今回の会談では、首脳会談の可能性についても言及があったということです。首脳会談が実現する可能性はありますか)

    ラブロフ外相は、首脳会談をやること自体は否定しないものの、「会談のための会談は意味がない」と言っています。本来、外相会談で論点が整理されたうえ、首脳会談で妥結するのが普通の交渉ですが、外相会談でも歩み寄る余地がないので、首脳会談に発展しないのではないかと思います。

    (Q.攻撃を続けながら、対話をする形をとって、そのたびにロシアの立場を主張する。これは長い目で見れば、世界に対するロシアのプロパガンダではないかという気もしますが、いかがですか)

    軍事侵攻の前も、首脳会談・外交交渉をするような素振りをしならが、軍事侵攻に踏み切りました。外交的な話を素振りをしていますが、それはパフォーマンスであって、最終的には首都キエフへの総攻撃に向かって着実に進んでいるようにも見えます。

    (Q.プーチン大統領を止める人は周囲にいますか)

    プーチン大統領を止められるのはプーチン大統領しかいないと思います。

    ▶「報道ステーション」公式ホームページ

    https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000247586.html

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