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- 22/03/03 14:07:03
「人生、終わった」副業サイトに登録した主婦 ポイント購入を繰り返し数日で30万被害…
電子マネー詐欺の実態
「人生、終わった。どうやって子育てしていけばいいのだろう」。声を震わせ、詐欺被害を語る本島
在住の女性は今年7月から8月にかけて、県内で横行している電子マネーが絡む詐欺被害に
遭った。子ども3人を抱えたシングルマザーの女性が、わずか数日で貯金の大半の約30万円を
奪われた。その状況を涙ながらに明かした。
パートの収入だけでは生活が厳しかった女性は今年7月、携帯電話から副業サイトに登録した。
資産家とメールのやりとりをするという手軽な副業との説明だった。やりとりを数回したある日、
「優良会員になれば多額の報酬がもらえる。それにはポイントの購入が必要」などと記載された
メールを受信した。
女性はコンビニエンスストアで電子マネーを購入。記載された指定先に電子マネーの使用に
必要な暗証番号をメールで送信した。以後、女性の元には「報酬の支払いは外資系金融機関を
経由するのでさらにポイントを購入してほしい」などと、言葉巧みに電子マネー購入を要求する
メールが頻繁に届く。要求に応じ電子マネー購入や金融機関への送金を繰り返し、わずか数日で
預金は底を突いた。
「あなたの副業サイトは詐欺です。お金を取り戻しましょう」。女性の支払いが滞ったころ、弁護士
を名乗る人物からメールが届いた。渡りに船と金を工面し、弁護士登録料などの名目で電子マネ
ーを購入。これまでと同様に暗証番号をメールで送信した。しかし、これも詐欺だった。「電子マネ
ーの購入方法もシステムもよく理解していなかった。24時間コンビニで支払いができ、慣れると
銀行よりも手軽だった」と振り返る。
一日に何度も来店する女性を不審に思ったコンビニ店員が「電子マネーは何に使うのですか?」
と尋ねてくることもあったが女性は複数のコンビニを回り、何度も支払いを続けた。「購入し、暗証
番号を伝えるだけで、現金を支払っている感覚がなかった」と証言する。
8月、友人の勧めで女性は警察を訪ね、詐欺の被害が発覚した。現在のところ犯人の特定には
至っていない。女性によると、登録した副業サイトはネット上に今もあるという。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191124-00000004-ryu-oki
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