- なんでも
- ビションフリーゼ
- 22/02/23 14:40:51
年収106万円の人が20年間厚生年金に加入した場合の厚生年金保険料は月額8,100円、基礎年金に上乗せされる年金額の目安は年額10万8300円となっています。
生きている限り、つまり終身で受け取れる公的年金は、長い老後の家計を支えるのに不可欠。保険料の半分を事業主が負担してくれるのもメリットです。
公的年金の役割は「老齢年金」だけでなく、病気・ケガで障害状態になった場合をカバーする「障害年金」、死亡した場合に遺族の生活をカバーする「遺族年金」の役割もあります。これらについても、障害・遺族基礎年金に加えて、障害・遺族厚生年金が支給されることになります。
また、勤め先の健康保険の被保険者になれば、ケガや病気で仕事に就けない場合をカバーする「傷病手当金」や、出産で休む場合の「出産手当金」が受け取れるようになります。
これらの社会保障が充実することは、安心して暮らすための下支えとなります。
この先も働き続けたい人は、「年収の壁」を意識して働く時間を調整するのはもうやめ、状況が許す限り働く時間を延ばして収入アップを図り、将来の年金額を増やすプランを立ててもいいと思います。それを後押しする改正ではないでしょうか。
4月からは、年金の受取開始時期の選択肢が拡大され、現行の60歳から70歳までの間で受取開始となっているのが、60歳から75歳までの間となります。改正前より最長5年、運用期間を長く取ることができるのは、加入者にとって朗報
現在50歳代後半の人などは「今さらiDeCoに入っても積立できる期間があまりない」などと諦めていたかもしれませんが、加入可能年齢が5年延びたことで、60歳代前半も働きながら積み立てることができます。完全にリタイアする時期はまだまだ先なのですから、遠い先の老後資金作りの手段として活用するといいでしょう。
また、今年10月から、企業型に加入している人も全員、拠出限度額の範囲内であれば、労使の合意なく自分の希望でiDeCoに加入できるようになります。この改正により、公的年金加入者でiDeCoに入れない人はなくなるわけです。
https://news.yahoo.co.jp/byline/asadarika/20220222-00281238
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