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飲み過ぎれば、お酒が体に悪いことは誰でも知っている。だが、ほどほどに飲むならどうだろうか?昔から酒は百薬の長ともいわれてきた。
たとえば抗酸化物質が含まれるワインは、数杯なら体にいいとよく言われる。実際、世界でもっともヘルシーとされる地中海食にだって、ほどほどのワインはセットになっている。
だが英国で行われた大規模な分析によるとお酒に適量はないらしい。35万人以上の大規模データからは、たとえ少量であっても、飲酒は健康に悪いことが明らかになっている。
■適量のお酒が体に良いというのは誤り
お酒と健康の関係はJ字のカーブを描くと言われている。つまり、ほんの少量飲むだけなら死亡率が下がると考えられていたのだ。そして飲み過ぎれば死亡率は上昇する。
しかしアングリア・ラスキン大学の循環器生理学者ルドルフ・シュッテ氏は、それは誤っていると語る。
心臓血管系の病気は、これまで、非飲酒者に比べて少量飲酒者のリスクがむしろ低く、飲酒量が増えればリスクが高くなるという「Jカーブ(J字型曲線)」の関係にあるとされていた。だがそれは誤りであることが今回の研究で明らかとなった
■Jカーブになるのは、統計の取り方に問題があった
では、なぜお酒が健康にいいと考えられるようになったのか? それは統計データの取り方に問題があるようだ。
たとえば、病気が原因で、今はお酒を飲まなくなった人が、その後心臓や血管の病気で亡くなった場合「非飲酒者」としてカウントされている可能性があるという。
その結果、お酒を飲まない人(非飲酒者)の死亡率が上がって、J字のカーブになってしまうというのだ。
もしこれが事実なら、少量のお酒が健康に良いということにはならない。そこでシュッテ氏は、こうした点も考慮に入れて、新たにデータ分析を行った。
■新たな分析で少量のお酒でもリスクが高まることが判明
今回の調査では、飲酒者約33万人と非飲酒者2.1万人を平均7年にわたり追跡したデータ(UKバイオバンクが収集)を用い、どんな人が心血管疾患・心疾患・脳血管疾患を発症しやすいのか分析した。
ちなみに今回の研究における「非飲酒者」は、これまでお酒を飲んだことのない人だ。今はお酒を飲んでいなくても過去に飲んでいた人は、健康上の理由で禁酒している可能性があるため、データからは除外した。
その結果、飲酒量がたとえイギリスで適量とされる基準より少なかったとしても、心血管疾患のリスクが高まることが明らかになった。
イギリス国内のガイドラインでは、1週間に14ユニット(1ユニット=アルコール8g。成人が1時間で分解できるお酒の量)までの飲酒なら適量とされる。一般的なグラスワインがおよそ2ユニットなので、週に7杯までならOKということになる。
ところが、今回の結果ではそれ以下の飲酒量であっても、たとえばアルコール度数4%のビールを850ml飲むごとに、心血管系の病気になるリスクが23%上昇することが明らかになった。
健康にいいとされるワインだが、確かに虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞など)を最低限度に予防する効果はあるが、それ以外の心血管系疾患について予防効果は認められなかった。
またビールや蒸留酒のようなお酒については、それよりもずっと体に悪く、少量飲むだけでも心血管系の病気で入院するリスクが高まってしまうそうだ。
■たった1杯でもリスクが発生
お酒好きには残念なことだが、今回の研究では軽く嗜むだけでもお酒は体に悪いということだ。過去にも、たった1杯でも健康リスクがあるとした研究が報告されている。
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No.3 近鉄奈良線
22/02/04 00:17:04
私のじいちゃん、ばあちゃん毎日お酒とタバコ。二人とも99才と92才まで生きてた。
特に病気とかしなかった。
確かに飲み過ぎはダメだろうけど、お酒でストレス解消して元気ならいいんじゃない?
病気のリスクも、免疫力や遺伝にもよると思います。健康に人一倍気にかけてる人でも病気する人もいる。
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No.2 小田急多摩線
22/02/03 23:08:02
あれ?うちの旦那は15年以上毎日毎日飲んでるけど健康診断で何ともない。
いつかぽっくりいくんかな?
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No.1 匿名
22/02/03 23:04:04
日本にとって最大の問題は平均寿命が伸び続け死なない事。死なない事の方がはるかにリスクが高い。
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