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- 21/12/28 22:46:21
北海道・東北沖M9以上の地震、最大19万9千人死亡 内閣府想定
2021年12月21日09時44分
日本海溝と千島海溝の地震で被害を受けると想定される北海道は、冬場は積雪が続く
内閣府は21日、北海道から東北の太平洋沖で発生が予想される最大級の地震による被害想定を公表した。マグニチュード(M)9クラスの地震の後に発生する津波で、最悪の場合、19万9千人が死亡する。被害の規模は死者・行方不明者が2万人を超えた東日本大震災をはるかに上回る。一方、事前の防災対策で被害を8割減らせるとしており、対策が急務となる。
想定対象は東北沖から北海道・日高沖に続く「日本海溝」(M9.1)と、十勝沖から千島列島にかけての「千島海溝」(M9.3)の二つの地震。内閣府の有識者検討会は昨年4月、両地震による津波高や浸水域の推計を公表。今回はその人的・物的被害をまとめた。
より大きな被害が想定されるのは日本海溝の地震。積雪で避難が遅れる冬の深夜に発生した場合、死者数は7道県で最大19万9千人で、7割近くを北海道が占める。建物の全壊や焼失は22万棟、経済被害は31兆3千億円に上る。千島海溝の地震では、冬の深夜で最大10万人が死亡する。
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