参宮線
さて、これで話が終わっていれば、私がこの記事を書くこともなかったろうが、その後、思わぬ展開になった。『週刊文春』があえて一石を投じる報道を行ったのだ。同誌編集部も、報道自粛を促す流れができていることは意識したうえで決断したのだろう。記事に日時などの細かいデータが多いのは、曖昧な報道をすれば非難が来ることを考えてのことだろう。
ある意味で衝撃とも言える記事は『週刊文春』12月30日・1月6日号「神田沙也加『遺書』交際俳優と確執 聖子との7年絶縁」だった。これまでの報道では警察取材をもとに、遺書などは見られなかったとされていたのだが、この記事では遺書の存在を具体的に記し、一部の引用も行っていた。沙也加さんにかなり近しい関係者の情報提供がなければ書けない記事だ。ネットでは、その内容を信じないとして、「捏造に違いない」という書き込みまでなされている。
記事内容については文春オンラインで読めるので下記を参照いただきたい。
https://bunshun.jp/articles/-/51026
この文春オンラインの記事公開は、紙の雑誌発売前日の午後4時だった。同時に『週刊文春』が1日早く読めるという触れ込みの「週刊文春電子版」でもその時間に記事を配信した。
芸能マスコミは一斉に確認に走った。その記事に書かれていたのは、沙也加さんが主演を務める予定だったミュージカル「マイ・フェア・レディ」で共演していた俳優と交際しており、三角関係でごたごたしていたという内容だった。彼女が宿泊していたホテルの部屋には2通の遺書が残されており、うち1通はその俳優・前山剛久さん宛で、こう書かれていたという。
《一緒に勝どきに住みたかった。2人で仲良く、子どもを産んで育てたかったです。心から愛してるよ》
記事によると2人は、勝どきのマンションで同棲するため、12月には契約する予定だったが、突然、前山さんが同棲の話を白紙にしたいと言い出し、沙也加さんがショックを受けていたという。
もちろんたとえ自殺だったとしても、その理由は単純でない可能性もあり、断定はできない。記事を読むと2人は破局に至ったわけではないようで、記事の通りだったとしてもなぜ?という疑問は残る。
https://news.yahoo.co.jp/byline/shinodahiroyuki/20211226-00274455
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