- ニュース全般
-
ナカムラクリニックが拡げたデマ
《ワクチン接種者が周囲に病気を撒き散らす。これは陰謀論でも推測でも何でもなくて、ファイザー社の治験文書にはっきり書いてある。》
《ワクチンが感染症を防ぐどころか、むしろ感染症の誘因ではないか、という事例はいくらでもある。》
《効果がない、のではない。原因なんだよ。》
《コロナワクチンは、普通に死にますから。》
記事中には、臨床試験(治験)文書であるとして画像も添付されている。しかし、この文書は臨床試験の「実施計画書」であり、21日間隔をあけて接種することや0.3ml接種するといった規定が守られなかった場合の報告基準などが記載されているものだ。
「このファイザー社のmRNAワクチンの臨床試験の実施計画書はSNSなどを中心に、誤った言説の拡散によく利用されています」と「こびナビ」の医師は語る。
臨床試験の実施計画書をもとに主張している誤情報
ワクチンによって感染症が引き起こされる根拠としてnoteに引用されている「実施計画書」では、「妊娠中に曝露が起こった場合」の報告基準が記載されている。
ここにおける「曝露」とは、ワクチンの薬液を吸入することや触れることなどを指す。
基準自体は、臨床試験に参加したワクチン接種者もしくはパートナーが妊娠した場合、ワクチン接種をしていなくとも曝露があった後に妊娠が判明した場合には、妊娠の経過や胎児の経過を観察するためファイザー社に連絡をすることを求める内容となっている。
「この文章は、mRNAワクチンではない薬剤の臨床試験でも、妊婦を対象から除外する場合に使用される『定型文』です。実際には『環境からのワクチン薬液への曝露』があっても、ワクチンの仕組みからは妊娠経過や胎児に悪影響を及ぼす可能性はほぼ考えられません。しかし、妊婦を除外した臨床試験を実施するために、このような妊娠経過をみるための手順が整備されていました」
臨床試験において多用される「定型文」であるにも関わらず、この記述がワクチン接種によって感染が引き起こされるという主張に利用されている。
「この定型文では、例えばこのような場合には報告してよい、と例示しているに過ぎないのですが、noteの記事では、あたかも接種者から曝露されることで健康被害があった症例があるかのように書かれています。明らかに誤った引用で、ワクチンへの不安感や恐怖を与えるものです」
「接種した人への接触や吐いた息を介して、他者の健康に悪影響を及ぼすという主張は、このプロトコルの『定型文』を悪用した誤情報です。なお、この実施計画書の基準に従い、ファイザーの臨床試験中に妊娠した方の経過が確認されました。妊娠していた12名の方の妊娠経過や赤ちゃんの経過に異常は認められていません」
https://www.buzzfeed.com/jp/yutochiba/covid-19-vaccine-factcheck-cov-navi- 5
21/11/10 00:11:03