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- 11/1(月) 14:15配信
- 21/11/02 07:03:54
自閉症の治療にも使われる薬リスパダール。小児期の衝動性や癇癪を抑える治療薬?副作用やジェネリックなどの注意点、エビリファイとの違いも解説
https://article.yahoo.co.jp/detail/e54747d6b0c573776191434df08e81a6060689f7
監修:鈴木直光
筑波こどものこころクリニック院長
リスパダールは、リスペリドン主成分からできている抗精神病薬で、小児期の自閉スペクトラム症や統合失調症に処方される治療薬です。自閉スペクトラム症のある子どもたちや統合失調症患者のかんしゃくや衝動性など、ささいなことで周囲に不機嫌な態度をとってしまう気持ちを落ち着かせるはたらきをもった薬です。
リスパダールは2002年に販売が始まった第二世代に分類される新しい薬です。第一世代は従来型抗精神病薬と呼ばれ、ドーパミンに作用する薬もありますが、副作用が多いと言われてきました。
そのために副作用が少ない、ほかの伝達物質への働きがある新しい薬として開発されたのがリスパダールです。
自閉スペクトラム症の症状の一部として易刺激性、チック症(身体が勝手に動くこと)などが起こります。
易刺激性は不機嫌、無視、怒りっぽさ、かんしゃく、泣き叫ぶ、暴力や暴言、器物破損、抑うつ気分、気分の変わりやすさ、自傷などの行動を起こしやすいなどの症状のことを指します。
リスパダールは原則として5歳以上18歳未満のいわゆる小児期に起こる易刺激性の緩和のために処方されます。脳の中枢神経に作用するドーパミンとセロトニンの機能を調節する作用があり、不安、緊張などの症状、精神の不安定な状態を抑え、気力や関心のもてない状態を緩和させるはたらきがあります。処方にあたっては自閉スペクトラム症の診断が必要です。
統合失調症は前兆期、急性期、休息期、回復期の4つのステージがあります。急性期と休息期に出現してくる、陽性症状と陰性症状があります。
陽性症状は幻聴や妄想のような、実際にはあるはずのないものが出現し、それによって精神的に追い詰められることを指します。陰性症状は無気力になり物事への意欲が低下したり、感情の起伏が乏しくなったりすることです。
リスパダールにはそれらの陽性症状と陰性症状の緩和や、回復期に起こる認知機能障害を緩和させるはたらきがあります。
リスパダールの薬の用法・用量は体重ごとに違ってきます。必ず守って使用することで適切な効果や副作用を最小限に抑えることができます。
発達障害児はてんかんを伴いやすいと言われています。てんかんがある方のリスパダールの服用は、けいれんを引き起こしやすくする作用があるため、服用は医師の指示のもとに、慎重に行なうようにしてください。
リスパダールとの併用で気をつけなくてはいけない薬物にパリペリドンという非定型抗精神病薬があります。リスパダールと併用することによって薬の作用が増強されるおそれがあるため、併用は避けてください。
またアドレナリンとの併用も、アドレナリンの作用を逆転させ、血圧降下を招くおそれがあるため併用を避けてください。
リスパダールは細粒・錠剤・内用液・注射があります。内服薬は飲み続けることで安定した精神状態を維持します。
続く
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