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- 21/10/25 05:55:52
静岡大の元副学長で人文社会科学部の男性教授が「米国上院議会で新型コロナは嘘(lie)であるとの発表がありました。よってワクチンは有害無益」などと記載したメールを学生らに送っていたことが、同大などへの取材で分かった。陰謀論のような内容で、大学側は「教育行為として妥当ではない」とメールを問題視し、男性教授を口頭注意した。
同学部などによると、この男性教授は6月初旬、授業を受けている学生らにメールを一斉送信。米国の前大統領を引き合いに「トランプ率いるホワイト軍によって首謀者たちは逮捕されています」「日本もすぐに協力者たちの大量逮捕が始まりワクチン接種は中止になるでしょう」とも記載し「大いに拡散してください。夜明けはもうすぐです」と呼び掛けていた。
学部長は「見解、主張は全く個人的なもの」などとして口頭で注意し、男性教授も今後は学内の情報システムや授業でワクチンの情報発信をしないことを約束した。学部長は6月下旬、経緯を同学部の学生らにメールで知らせ、不安や苦痛を感じる場合は学部に連絡するよう促した。
本紙は男性教授に話を聞こうと、静岡大のホームページに掲載されたアドレスにメールを送ったが、返信はなかった。同大の広報室を通じて取材を依頼したが、広報担当者から「取材は受けられないとのことだった」と返答があった。
複数の学生によると、男性教授は「コロナワクチンは人を殺害する兵器です」と授業で話すこともあった。7月下旬には、試験のため集まった100人余りの学生たちにコロナワクチンを打たないよう呼び掛けた。学部長が男性教授を注意した後だったため、学生たちに驚きが広がった。男子学生(19)は「また言ってるよ、という感じ。真に受ける学生はいないと思う」と語った。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/137834
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