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- 21/10/19 17:13:53
北朝鮮が弾道ミサイル2発、日本海に落下か…首相が遊説を途中で切り上げ
2021/10/19 13:21
政府は19日、北朝鮮が同日午前10時15分と同16分頃、同国東部から計2発の弾道ミサイルを東方向に発射したと発表した。2発とも日本海に落下したと推定されるという。政府は米韓当局とも連携し、ミサイルの飛距離や落下地点の分析を急いでいる。
政府によると、19日午前の時点で船舶などへの被害は確認されていない。外務省は弾道ミサイル発射は国連安全保障理事会の決議違反だとして外交ルートを通じて北朝鮮側に抗議した。
一方、韓国軍合同参謀本部は19日、北朝鮮が同日午前10時17分頃、同国東部 咸鏡南道(ハムギョンナムド) ・ 新浦(シンポ)付近から日本海に弾道ミサイルを発射したと発表した。新浦には北朝鮮の潜水艦基地があることで知られる。韓国紙・中央日報(電子版)は、軍関係者の情報としてミサイルは「潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)と推定している」と報じた。聯合ニュースは飛距離は約450キロ・メートルと伝えた。
SLBMなら発射は2019年10月以来となる。16年8月にも新浦付近からSLBMを発射した。
SLBMが高性能の潜水艦とともに実用化されれば、事前の探知が難しい。潜水艦が太平洋への展開能力を備えれば、米国本土などへの攻撃も可能となり、大きな脅威となる。
北朝鮮は9月中旬から下旬にかけてミサイル発射を繰り返しており、政府は警戒を強めている。岸田首相は19日午前、遊説先の福島市内で「北朝鮮が連続してミサイルを発射していることは大変遺憾だ。情報収集と分析を進め、不測の事態に備えて万全の態勢をとるように指示した」と記者団に語った。
首相はミサイル対応のため、遊説日程を途中で切り上げた。北朝鮮は16年6月22日の参院選の公示日にも弾道ミサイルを発射した。
外務省の船越健裕アジア大洋州局長は米国のソン・キム北朝鮮担当特使と電話会談し、緊密に連携していくことで一致した。
読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/world/20211019-OYT1T50069/amp/
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