- 病気・健康
- ソトモモ
- thLAVICTbk
- 21/10/05 01:28:27
8月に娘が21歳の若さで葉状腫瘍の全身転移による多臓器不全で亡くなってしまいました。
どうも子供っぽい性格ではありましたが、国立の医学部に進学する成績優秀で、自慢の娘でした。
でも大学に入学してまもなく、女子校育ちで真面目な性格もあり、彼氏の気配1つなかった娘が意気投合して好きになった子がいたみたいで。
それが最期まで付き添ってくれた彼でした。
真面目な娘が意気投合するだけあって彼も真っ直ぐでとても素晴らしく。
付き合って半年程で去年の7月に娘の葉状腫瘍が発覚。
私が見ても一目で異常と分かるくらい乳房が腫れていて進行していて
全摘、治療に前向きだったのですが、年末に肺に転移
肺の7割を切除する大手術となったのですが、3月に急に腰の激痛で、骨折で転移、脊椎近くにも転移が判明
腰椎骨折は完全に折れてしまっていて体力が落ちていた娘には治療も難しく
もう手術は無理だし、5月に余命宣告されました。
本人には伝えていなかったですが、1年ほどとはいえ医学部生でしたし多分自分が一番分かっていたかもしれません。
それでもずっと彼は娘が別れを切り出してもずっと献身的に支えてくれて。
結果的に亡くなる直前に彼のご両親も把握して式まで上げようとしてくれていました。
もう車椅子生活で動くのもままならなかったのに。
でも容態が急変して叶いませんでしたが(死後病理解剖してわかりましたが、多分残っていた肺に転移したのが直接の原因)。
最後の半日程は完全に意識がなく、最後は苦しまなかったかもしれないのが不幸中の幸いかもしれません。
彼は娘を本当に愛してくれていたみたいで
一昨日に49日法要だったのですが、今でもかなり落ち込んでいました。
でも私達も知らなかったのですが、多分急変する直前
やっぱり分かっていたのか、親しくして頂いた看護師さんに頼んで、彼にメッセージを残していたみたいで
要約すると
「彼に出逢えて幸せだった。だからこそ幸せになって欲しいから、私を忘れて健康な素敵な彼女を見付けて幸せになって欲しい。幸せになってくれれば絶対に恨まないから
苦しいだろうに精一杯の笑顔での事でした。
やっぱり素振りは見せませんでしたが、自分の死期も悟っていたし彼が一人になるのが不安だったのかもしれません。
日付を聞くと式をあげるはずだった2日前、容態が急変する前日でしたし。
彼は実際に娘にべた惚れだったみたいですが、それが娘の遺志なら、と私も夫も娘には2歳下の妹もいるのですが、彼がどう決断しようと見守ろう
そう決めました。
でも有り難い事ではあるのですが、余計に落ち込んでいる気もして。
医学部に転入しようと決めたみたいで
勿論娘を未だに思ってくれているのは私達は嬉しいのですが、時間が経てば気持ちの整理はつくのでしょうかね?
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