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- 21/09/17 06:29:10
映像公開 ペルー人男性が入管職員から暴行受けたと訴えた裁判 「行き過ぎた行為だった明らかにする」
2021年9月15日 水曜 午後7:41
ペルー国籍の男性が、大阪出入国在留管理局で職員から暴行を受けたなどとして、国を訴えた裁判で国側が監視カメラの映像を裁判所に提出しました。
ペルー国籍のブルゴス・フジイ(48)さんは4年前、不法滞在などの理由で大阪出入国在留管理局に収容されました。
訴えによると、フジイさんは大阪入管で食事への不満を訴えたことがきっかけで、複数の職員に取り押さえられ、保護室に連れていかれました。
【監視カメラの映像】
「うるさい静かにしろ」
手錠をされ、部屋で横たわるフジイさんを、職員が5人がかりで押さえつけます。
【ブルゴス・フジイさん】「ほんまにやり方が悪いな」
【大阪入管の職員】「言うことを聞きなさい。聞けるのか、聞けないのか、どっちですか」
この後、フジイさんは約14時間にわたって手錠をかけられたまま放置されたほか、職員による暴行で左腕を骨折したとして、国に対し約220万円の損害賠償を求めています。
15日の裁判で、国側は当時の監視カメラ映像を証拠として提出し、「男性が暴れるのを止めるため、必要最小限の制圧行為だった」として、訴えの棄却を求めています。
映像を確認したフジイさんの代理人弁護士は、「映像を精査し、行き過ぎた行為だったと明らかにする」と話しました。
【原告代理人弁護士】
「ずっと24時間明かりをつけて寝かせず、(長時間手錠をつけ)不自由な姿勢のままにしていて、拷問とも言える扱いを受けているのではないか」
「(制圧行為についても)一人の男性に対して、複数人の職員が押さえつけているというところで、(監視カメラの映像で)行き過ぎた行為があったのではないかというところがはっきりしてくることになると思う」
大阪入管は取材に対し、「コメントを差し控える」としています。
https://www.fnn.jp/articles/-/239624
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