最近急に旦那がおかしい へのコメント（No.191）

始めはただの中二病的発作かも知れないのに心配し過ぎだと自分でも思ったけど、義母の母親としての不安を考えると一刻も早く診察を受けさせなければと思い、「もし脳に何かがあればあなた本人や私にも気付かないようなものが出てくるかも知れないし、それで命が助かる事だってあるかもしれない。何より今一番心配しているお義母さんの為に、異常無しの診断を貰って欲しい」と説明して、渋る旦那を半ば無理やり連れて行った。

病院は他に患者もおらず（12:30で一度診療時間が終わるので、多分私達が午前の部では最後の患者）、受付では数枚の問診票が既に準備されていて、私に手渡された。症状に気付いた人が記入するものがあったため。
旦那には簡単な個人情報や体調等を記入する問診票を書いてもらい、私は羅刹空臥の挙動に関する問診票を書いて、持参したスクショの束と一緒に提出した。
すぐに私と旦那が診察室に通されて、先生から旦那の記憶や既往歴を確認する問診があり、私の目の前で「うん、問題は無いでしょう。でも離れて暮らすお母様も安心されたいという事であれば年齢的にも脳の検査は一度しておいて損は無いので、念のためにMRIという機械で脳の状態を調べて異常が無いか確認して、今日は安心して帰ってもらおうと思います。」と、旦那だけ診察室から出されて、MRI検査の同意書に目を通すよう言われていた。
検査の準備をする傍ら、次は私が先生に説明する番になった。先生は問診票とスクショの束を見て、ニコニコしながら「これはネット上の趣味です。奥様やお母様からすると、普段温厚な旦那様が突然こういう事をしてるのを見たらびっくりしちゃいますよね。でも、多くの男性が子供の頃から心の中に持ってる憧れみたいなもので珍しいものではありません。社会的にちょっと危険な行為を匂わすような事も書いてありますが…そんなものです。実際の犯罪行為へ繋がる例も無いとは言い切れないけど、この刃物を使って何かしたり、外へ持ち出して誰かに見せたりとか、怪しい行動は特に無いんですよね？」という事を言われた。
もし仮に私や義母の心配するような症状であれば、二面性を綺麗に演じ分けるような事はしないとも言われた。帰宅すると突然全裸になったり、脱いだ服や食べた後の食器を毎回ゴミ箱に捨てたり、脱いだ靴を玄関の外に出したり、人目をはばからずにする事が多い場合は疑った方が良いと。
でも、せっかく来たので健康状態を見るつもりでMRIを撮ってみましょう、そうすればお母さんにも説明できますし、と言ってくれた。

続きます。