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- 21/07/30 22:56:09
尾身氏「危機感の共有について、2つの側面があると思います。1つは言葉ですね。言葉。で、これはメッセージということだと思いますけど、今、多くの人は少し複雑な気持ちになっていると思います。片一方で感染対策しなくちゃいけない。しかしもうそろそろ、社会活動、活動したいというような、いろんな複雑な気持ちがあるので、そうした複雑な気持ちに寄り添ったメッセージというのを、しかも政府と自治体と一体にやるという、これは言葉ですね」
尾身氏「しかし言葉は必要であって十分ではないと思います。それを十分なものにするためには、やっぱりアクションですね。実行というものがあって、私前から申し上げたように、このような状況になると、言葉に加えて、政府、自治体、国のリーダーですよね。これがもう今までも汗をかいていただいていますけど、この局面には、今まで以上に汗をかいているということで。実際には、先ほどいったワクチンのこと。検査のこと。医療体制の充実というようなことを、その実際に実効性を上げると」
尾身氏「今までも上げてきましたけど、例えば検査もいろんなとこで今やられるようになりましたね。しかしまだ、これを普及して、どこでもできるっていうと、まだ距離があるんで、そのことを政府一丸になってやるんだというアクションですね。言葉とアクションが一体になるということが私は非常に重要だと思います」
--ワクチンの副反応に政府はどういった認識を持っているのか。
首相「まずワクチンの副反応については、副反応の疑い事例などについて、定期的に政府としては専門家の皆さんに評価をいただいています。例えば、ファイザー社のワクチンでありますけども、これまで1万8000件の報告が行われておりますが、専門家が副反応と評価したものとしては、発熱あるいは接種部位の痛み、全身倦怠感また頭痛などがあり、いずれにしても、ワクチンの安全性に影響を与えるような重大な懸念ではないということが示されてます」
首相「一方で、ワクチン接種が進む中で効果というのは明らかになってきてますから、多くの方にワクチンを接種いただけるように、こうした副反応だとか、その効果、そうしたことをですね、国民の皆さんに科学的な知見に基づいて情報公開をして、接種をお願いする。できるような環境をつくるとか、そうしたことが大事だというふうに思います」
尾身氏「ワクチンの副反応のですけど、実は今こういう時代ですから、インターネットを通してですね、いろんな情報が流布されていて、中にはあの必ずしも事実と異なるようなことの情報も流れていることも事実だと思います。そういう中で、非常に重要なことは、ワクチンの効果というものがありますよね。いわゆる重症化予防だとか、発症予防とか。こういうことはデータありますので、これをしっかり普通の新聞やテレビだけではなくて、インターネットにも通すということが必要です」
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