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- 21/07/04 09:10:56
女優 加藤貴子 つもりにつもったイラ立ちを保育士にぶつけてしまい、情けなさに涙
7/1(木) 11:55
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たまひよONLINE
連載15回目となる女優・加藤貴子さんのお話は、いっぱいいっぱいの状況下で、保育園の先生からかけられた温かい言葉について。この連載は、44才で第一子、46才で第二子を出産した、加藤さんの赤裸々な育児話と、育児に影響を与えた言葉を紹介しています。
バタバタで自分を見失っていた半年間
コロナ禍もこう長引くと、辛抱も限界に近くなっていませんか? 経済面、環境面のみならず、心身の面でも、いろいろなところで影響を受けて、ご苦労なさっている方は多いと思います。
わが家では、昨年要請された3カ月ほどの断続的な登園自粛から、3歳の二男が保育園登園の度にギャン泣きするように。義父は、もともとつえを使っていた足が思うように動かなくなり、デイサービスなどに出かけられず、ますます歩行が困難になってしまいました。さらには、尿路感染症で入院したら、とうとうそのまま歩けなくなってしまったのです。
そんなこんなで、この春から義母との同居を始めることにした私ですが、そこに至るまでの半年間が、まーあ、てんやわんやでした。
車いすが通れるように主人の実家のリノベーション。二男の保育園転園活動。長男の卒園と小学校入学準備。両親の引っ越し、わが家の引っ越し…などなど。そんなあわただしい中、私、大失態をしちゃったんです。
いら立ちの矛先が保育園の先生に
年末のある日、保育園で、長男の延長保育届にはサインしたのに、二男の延長届にサインするのをうっかり忘れてしまいました。その日は朝から二男が保育園へ行きたがらず、何とか連れていったものの大遅刻。延長届にサインをする台の前には子どもたちが全員並んで座って、先生のお話を聞いていました。
邪魔にならないようにとサインを後回しにして、先にしたくを済ませ、二男を預けようとしたところでまたしてもイヤイヤが始まり、ようやくなだめ終えたころにはすっかりサインのことなど忘れていて、そのまま保育園を出てしまいました。なのでその日二男は、延長の食事をとれないまま19時まで私を待っていたんです。
その事実を知った途端、私の頭に血がのぼり…。「こんなに精いっぱいやってるのに何でこうなっちゃうんだろう…もうヤダ!」叫びたい気持ちをグッと抑えつけても自分に対してのいら立ちは収まらず、あろうことか、そのいら立ちを保育園側にぶつけてしまったんです。
「サインしなかったのは私が悪いんですけど、お兄ちゃんが延長なのに、どうして連絡してくれなかったんですか? 子どもが脱水状態になったらどうするんですか? 何かあったら保育園側はどう責任取ってくれるんですか? 水分を自分からとりたいと言える年齢ではないんです。何かあってからでは遅いんです!」と。
口では「私が悪いんですけど」とは言っているものの、保育園側だけが悪いようなテンションで怒りをあらわに、先生を攻め立ててしまった私。
そのあと帰りのしたくをしながら自分の態度に反省して、先生におわびをして帰ったのですが、帰り道は自分が情けなくてふがいなくて…。何もかもがイヤになっちゃいました。
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