シェフは名探偵 へのコメント（No.87）

フランス料理って知れば知るほど肉食の狩猟民族の料理だなぁと痛感する。
わざと肥満にさせた病気のガチョウの肝臓（フォアグラ）や豚肉と豚の血を混ぜた　
ブラッドソーセージやアヒルや鴨の煮込み、フランスの名物料理鴨肉のソテーは　
鴨の生き血と脊髄から搾り出した髄液を混ぜ合わせたドス黒いソース、
牛肉には牛の骨髄から取り出したボーンマロウの濃厚ソースは定番。
（動物の骨の中に入ってるドロドロの骨髄ソース）　
あるレストランではカラスのような不気味な鳥を首から切断した頭部が
丸ごと皿の上に乗っていて鳥のクチバシからチューチュー脳みそを吸い込んで
食べるという血生臭い、獣くさい料理。最高級のジビエだと・・・
私はグロテスクで気持ち悪くて残しましたが。　
ちなみにパリの一等地のフランス料理のレストランで出てきた料理です。
これが本当の高級フランス料理。ジビエはもちろん食べ方がえぐい。
子羊の脳みそソテーも定番だし、まだ母羊の乳離れしてない幼い乳飲み子の肉はピンクで柔らかくて美味しいって殺して食べる民族。
　　
やはり日本人は繊細で上品だと思う。
懐石料理を見ればわかる。
獣肉を使わないし、獣の内臓や血液や脳みそや脊髄や骨髄なんて食べない。
お上品に一口サイズに小さく綺麗に盛り付けられた料理はほとんどが植物性と
海の幸ばかり。　
本物の懐石には動物を殺した料理はないよね。
禅寺の懐石は100％植物性で魚すら使わないのに満足度が高い。
胃にも体にも地球にも動物にも優しい感じ。