- なんでも
- 前田慶次
- 21/04/19 13:15:02
眞子内親王の婚約内定者・小室圭氏が母親・佳代さんの借金トラブルについて詳細を明かした“説明文書”は、日本中を驚かせた。「借金なのか否か」「どういう形であれ返すべき」など金銭の“貸し借り”に関心が集まっているが、宮内庁内では「別の心配」が上がっている。それは録音テープを“証拠”として提示するという小室氏の行動だった。
“父親代わり”にさえ……
長い沈黙から一転、小室圭氏が大きく動いた。4月8日、母・佳代さんが抱える金銭トラブルについて、小室氏はA4用紙28枚・計4万字という長文の“説明文書”を発表した。
そこには、眞子内親王との結婚に強い意志を示したうえで、佳代さんの元婚約者から金銭が渡った経緯、そして小室母子がそれを「借金」とは認識しておらず、なぜ返済しなかったかが詳しく綴られていた。
その翌日、眞子内親王が「今回発表された文書を読まれていろいろな経緯があったことを理解してくださる方がいればありがたい」とコメントを発表。西村泰彦・宮内庁長官も「非常に丁寧に説明されている印象だ」と評価した。
しかし国民の反応は非常に厳しいものだった。ネット上には「ただの言い訳にしか聞こえない」「自己弁護に終始している」「ますます不信感が高まった」などバッシングが溢れ、眞子内親王が事前に文書を確認していたことも「眞子さまはこれで国民が理解すると思っているのか」と批判された。
その反応を見て方針転換したのか、文書発表からわずか4日後の12日、小室氏は代理人弁護士を通じて、最大400万円の「解決金」を支払う意向があることを明らかにした。
しかし、たとえ解決金を支払ったとしても、結婚への障壁は多く残っている。宮内庁関係者が特に懸念しているのが、文書で明らかにされた「録音テープ」の存在である。
小室氏は2012年9月13日に元婚約者から〈婚約を解消したいという一方的な申し入れを突然受けました〉としたうえで、以下のように記した。
〈このとき母が、婚約期間中に受けた支援について清算させていただきたいとお伝えしたところ、元婚約者から「返してもらうつもりはなかった」というお返事が返ってきました。以上のような理由から、母は、婚約解消にあたって2人の間でお金をやり取りする必要はなくなったと理解しました〉
この場に同席した当時20歳の小室氏は、そのやり取りを録音していた(以下、文書より抜粋)。
元婚約者「返してもらうつもりはなかったんだ」
母「そんなのってあるの?」
元婚約者「いやあ、あるんですかねって、だって、その時はだって…」
母「だってあるんですかねってそんなの私不思議。そういう方と出会ったことないから。そう」
元婚約者「うん。返してもらうつもりは全くなく…お金出してましたよ」
小室氏はこの内容について〈録音をしておいた方がよいのではと考え咄嗟に録音したものだった〉と記している。後になって元婚約者側に録音の存在を明かした経緯からも、“隠し録り”であった可能性が高い。
宮内庁関係者は驚きを隠さない。
「別れを切り出されてしまったとはいえ、それまでこの元婚約者は小室さんにとって、物心両面でお世話になっていた“父親代わり”のような存在だったはずです。それなのに“お金を返さなくてもいい”という発言を記録したうえで公開した。事前に文書を確認された眞子さまは、この点をどうお感じになったのでしょうか」
録音は“交際直後”
小室氏が眞子内親王と出会ったのは国際基督教大学(ICU)在学中の2012年6月。学内の交換留学説明会がきっかけだったとされている。その後、8月には交際がスタートしたと報じられている。元婚約者とのやり取りは、それからわずか1か月以内の出来事だった。
「まだ20歳の大学生なのに、後々のために録音テープを保存しておく周到さには驚きました。用心深さもさることながら、普段から習慣的に録音をしているのではないかとさえ思えてしまいます。
※週刊ポスト2021年4月30日号
>>1に続きます。
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