- なんでも
- 前田利家
- 21/04/02 16:16:05
数々の不祥事が明るみになっている岐阜県の笠松競馬場で、今度は男性調教師によるセクハラ疑惑が出てきた。
「いい尻しとるな」「触っていいか」「触るぞ」。証言によると、男性調教師は、レース中に移動しているバスの車内で、ある女性きゅう務員に対し、こんな言葉をかけて、お尻を触るなどしていたという。また、別のきゅう務員と交際していることを知って、 「昨日、(交際相手)とやったか」と発言したという。
報告書では、所得税申告漏れや違法馬券購入の疑惑のほか、常態化していたというセクハラについても、関係者の証言をつづっている。
それによると、3人の女性きゅう務員が男性調教師によるセクハラを訴えているといい、1人は数年前から、2人は2018年から被害に遭った。男性調教師は、きゅう務員らの体を触ったり、卑わいな言葉をかけたりする行為を繰り返したといい、組合などでは、同年7月に調教師に注意書を交付した。これに対し、調教師は、2度としないとする誓約書を提出したが、その後もセクハラは続いた。
調教師は、誓約書を出した2018年8月以降も、きゅう務員らのお尻を触ったり、足を開いてズボンの股間をのぞき込んだりしたほか、「寒いから」と言って抱き着くなどとした。さらに、きゅう務員のお尻を触った感触について周囲に聞こえる大きさの声で話したり、出入り業者の従業員女性がいる状況で、他の調教師と性行為の感想などを同様な声で話し合ったりした。
20年には、女性きゅう務員に対して、「いつ抱かせてくれるんや」「トイレでいいでやらせろ」「3 秒で済むで」と声をかけたほか、きゅう務員の夫に対して、「嫁を一晩貸せ」と発言した。同年10月から翌21年1月にかけては、出入り業者の従業員女性らに対しても、「胸や足の間に顔を埋めさせてくれ」「触らせてくれ」と言っていた。
また、競馬場の騎手に対しても、20年以降、「お前のお母さんとデートさせろよ」「お前のお母さんと1回寝させろよ」などとセクハラ発言をした。この騎手の容姿も揶揄し、「太っている」などと言っていた。
こうした言動で、一部の被害者は、精神的なダメージを受け、心身の状態に変調をきたしていると訴えたという。
この報告書を受け、組合の企画広報課では4月1日、J-CASTニュースの取材に対し、「できるだけ早急に、処分委員会を開いて、関係者への処分を行うとともに、再発防止策を採りたいと考えています」と話した。
不祥事を受けて、レースは、4月末まで自粛しているが、再開については、「処分などの進捗状況によると思います」として明言しなかった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210402-00000007-jct-soci
- 0 いいね