- なんでも
- 土方歳三
- 21/03/14 21:28:26
二〇一八年二月、名古屋市中区の元飲食店経営岡田亮祐さん=当時(28)=が、連れ去られ殺害された事件で、殺人などの罪に問われた住所不定、元派遣会社経営野間裕司被告(33)の論告求刑公判が五日、名古屋地裁であった。検察側は「周到に計画された粗暴で残忍な犯行だ」として、懲役三十年を求刑した。弁護側は「いずれも犯罪の証明がない」と無罪を主張した。
検察側は論告で、何らかのトラブルがあった岡田さんに強い恨みを抱いて犯行に及んだと指摘。「手足を縛られ身動きのできない状態で殺害し、徹底的に死体を損壊した」と訴えた。
弁護側は「知人らの暴行で亡くなった可能性がある」と述べた。
起訴状によると、知人の男三人と共謀し一八年二月二十三日、同市東区のマンションに誘い込んだ岡田さんの顔を複数回殴り、手足をひもで縛った上で手提げかばんに詰め込んだ。同日から翌日の間に同市中川区のアパートで岡田さんを殺害し、遺体を切断。派遣会社従業員の男と、二十五日までに愛知県稲沢市でドラム缶に入れて遺体を焼却したとされる。
ドラム缶から人骨片が見つかったが、岡田さんのものとは特定されていない。
岡田さんを連れ去った共犯の男三人は加害目的誘拐などの罪で懲役二〜八年が確定。一緒に遺体を焼却したとして、死体損壊罪に問われた派遣会社従業員の男は、執行猶予付き判決が確定している。
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