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高橋紹運
鈴木おさむが脚本を手がけるドラマスペシャル『殴り愛、炎』が、テレビ朝日系にて4月2日と9日の2週にわたって放送されることが決定した。
『奪い愛、冬』(テレビ朝日系)や『奪い愛、夏』(AbemaTV)、『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日×ABEMA)と、純愛と修羅場が入り乱れるクレイジーな恋愛ドラマを、次々と手がけてきた鈴木によるオリジナル脚本となる本作は、婚約者を愛し抜く主人公を中心に、いびつな愛の炎に包まれた男女5人の激愛模様を描く恋愛ドラマ。
主人公を演じるのは山崎育三郎。「この手は人の命を救うためにある」と心に誓う心臓外科のスーパードクターで、過去一度も人を殴ったことがない人格者・明田光男役を務める。父が経営する病院に勤務し、次期院長と目される文句ナシのエリート。ところが、そんな光男が、自身の婚約者である看護師・豊田秀実が高校時代に想いを寄せていた緒川信彦が入院してきたことで、だんだん豹変していく。
山崎は「光男はスゴい展開で壊れていきますが、その感覚自体はすごく丁寧に作っていくことができました。コミカルさと苦悩……いろんな振り幅が見せられる役なので、今までにない山崎育三郎を見ていただけるかもしれないです。実際、僕自身も新しい自分を発見できて、面白かったです!」と清々しい笑顔で語る。
劇中では、山崎が「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」を歌うシーンもあり、「“光男としての歌唱”という部分でのバランスも考え、歌いました。実は物語の中でキーポイントとなってくる歌ですので、そこも楽しみにしていただきたいです」と自信をにじませている。
そんな山崎演じる光男と共に、要となる恋愛バトルを繰り広げるのが、瀧本美織と市原隼人。
瀧本は、光男と婚約しながらも高校時代に想いを寄せていた先輩・緒川信彦に惹かれていく看護師・豊田秀実を演じる。光男と信彦の間で揺れに揺れまくる秀実。一見、正統派ヒロインに見える彼女だが、物語が進むにつれ、ツッコミどころが増えてくる。“いろんな意味で愛すべきヒロイン”を、瀧本は「撮影中は今までに言ったことのないようなセリフや、育三郎さんや市原さんのお芝居に刺激を受けると同時に、笑いが止まりませんでした!」と語っている。→
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No.1 主 高橋紹運
21/03/04 05:13:37
そんな秀実を翻弄する信彦を演じるのが市原。こちらもまたただの憧れの先輩で終わるはずがなく、まっすぐで誠実すぎる人物であるがゆえに、信彦は秀実への思いが抑えきれず、傍から見たらおかしな行動を繰り出してしまうことに。市原自身も「シリアスに演じれば演じるほど、どのキャラクターも懸命に生きている様が滑稽な程に面白い。自分自身『ここまでの作品に参加できるようになったのか!』と驚くくらい、振り幅を感じました」と、楽しそうに振り返る。
さらに、三角関係に割り込んで、物語をかき乱す存在も。その1人が、酒井若菜演じる、光男の幼なじみ・徳重家子。元モデル、現インフルエンサー、ついでに社長令嬢という、向かうところ敵なしの家子は、愛しの光男の恋路を邪魔しようと暗躍。おそろしい手を、恋の三角関係に“余計な横槍”を入れる。
また、光男の母親違いの兄で、弟への嫉妬心を秘めた心療内科医・鈴川倫太を永井大が演じる。秀実のことも気に入っている倫太は、その手に握った“とんでもない秘密”を武器に、物語全体を撹乱していく。
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