経皮毒って結局なんなの? へのコメント(No.204

  • No.204

    21/02/12 23:58:18

    経皮毒を立証するエビデンスはありません。
    ただ、経皮毒を引き起こすとされる「合成界面活性剤の安全性」を立証するエビデンスはいくつかありました。

    例を一つ出しましょう。
    合成界面活性剤の一種である「アルキル硫酸エステル塩の安全性について」を参照します。

    歯磨き粉、シャンプー、洗剤などに使われるアルキル硫酸エステル塩を剃毛したラットの背部皮膚に塗布
    15 分間接触させた後に 37℃の温湯ですすぎ、非密閉型保護貼布環境下で、24 時間目までの排泄量と体内残
    存量を測定して,それらの値から吸収量を推定
    この実験で分かったことは、以下だと報告されています。

    24 時間目までの吸収量は、投与量の約 0.3%で皮膚からの吸収性は極めて低いことが、各種評価結果で確認されている
    体内に取り込まれたアルキル硫酸エステル塩の代謝,排泄については、投与後速やかに代謝され,大半が尿中に排泄されることが確認されており、体内蓄積性は低いと結論されている
    アルキル硫酸エステル塩には変異原性,遺伝毒性,発ガン性のいずれも認められない
    さらに、生殖毒性や発生毒性あるいは催奇形性といった悪影響も確認されていない
    最後のまとめには、
    「アルキル硫酸エステル塩については、僅かな経皮吸収はあってもほとんど体内に蓄積することはなく、想定されるあらゆる経路からの曝露量の合計に基づくリスク評価においても、ヒト健康影響への懸念はない」と結論付けられています。

    ※参考:青山博昭「アルキル硫酸エステル塩の安全性について」より

    簡単に言うと、
    合成界面活性剤であるアルキル硫酸エステル塩を直接肌に付けても、ごく微量しか浸透しない。
    浸透した微量の合成界面活性剤は、ほとんどが尿によって排出。
    その後、いかなる健康被害も認められていないとのこと。

    日常で洗剤やシャンプーを使う際は、合成界面活性剤だけを肌に塗ることはありません。
    水分や他の成分も混ざった状態で使います。

    そのため、上記の実験ほど体内に吸収されることもありません。
    仮に体内に吸収されても尿として排出されて無害です。

    以上から、合成界面活性剤でも安全性が立証されており、経皮毒がウソである証明になります。

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