- なんでも
- 島津豊久
- 21/01/20 19:52:29
男性の性的魅力には容姿や知能、性格などのさまざまな要素が含まれていると考えられていますが、「暴力的・攻撃的な行動」も一種の魅力となっている可能性も以前から指摘されています。合計で1万人以上の被験者を追跡したデータを分析した新たな研究により、「暴力的な傾向が強い男性はパートナーが多い」との結果が示されました。
研究チームはアメリカで行われている縦断研究・National Longitudinal Study of Adolescent to Adult Health(青年期から成人期の健康に関する全国縦断的研究)のデータベースから、1994年~2009年にかけての調査に参加した男性5636人と女性6787人のデータを抽出して分析しました。
分析の結果、男性では暴力的な傾向がパートナーの数と有意に関連している一方、女性の暴力的な傾向はパートナーの数と関連しないことが判明したそうです。男性の場合、前回の調査よりも暴力性が増すにつれてパートナーの数が増加しましたが、女性では暴力性の増加が性的交渉を結ぶ相手の増加につながりませんでした。また、教育レベルの上昇は男性のパートナーの数と長期的に関連していたものの、言語的な知能および高校における学業成績は、パートナーの獲得につながらなかったとのこと。
Seffrin氏は今回の調査結果について、女性が依然として暴力的な行動を性的な魅力と結びつけており、知性は暴力性よりもパートナーの数との相関関係が小さいことを示していると指摘。「したがって、現代の産業社会では高い知性を持っていることがステータス的な報酬につながるにもかかわらず、暴力的な男性は同等の知性と肉体的な魅力を持つが攻撃性が低い男性と比較して、より性的交渉の成功で報われ続けます」と述べました。
https://gigazine.net/news/20210119-physical-aggression-attract-sexual-partners/
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