• No.1 小早川隆景

    21/01/07 17:33:36

    ◆親父がいた日常

    投稿したタムチンキさんにDMで話を聞きました。「もともとあまりツイートはしない」タイプだそうです。ただ、父親が写っていた画像から、その状況を想像していくうちに胸が熱くなり、ツイートをしたそうです。

    父親がたたずむ先には、家に向かって歩いて来る母親の姿がありました。当時、母親が歩いて向かう場所と言えば、近所にある孫の幼稚園でした。病気で亡くなった姉に変わって、孫の面倒を見ていた父と母。

    孫を幼稚園へ送って、家に母が戻ってくるまでは10分程度の短い時間です。忙しく朝の準備を終えて、孫を門前で見送り、「親父はそのまま一服しながら、母ちゃんの帰りを待っていたのかもしれない」。

    そんな光景が、無口だけど、優しかった父の姿に重なったと言います。「写真の状況から想像しただけなので、勘違いかもしれませんが、そんな気がしました」

    その写真が撮られてどれぐらい経った後かは分かりませんが、父は母が幼稚園に孫を送って行くわずかな時間に、突然、この世を去りました。急性心不全、享年65歳だったそうです。

    「写真が撮られたのは、亡くなったのと同じ時間帯だったかもしれない。そう思うと胸が熱くなり、ツイートしました」

    ◆「人の温かさを感じさせてもらった」

    コロナ禍で多くの人が、例年のように外出できなかった今年の正月。タムチンキさんも、他県で離れて暮らす親族と、いつものように実家に集まって過ごすことはかないませんでした。

    「コロナで大変な人たちがたくさんいる中で、『コロナでやることなくて』と書いたのはまずかったかもしれません」と話しつつ、もてあました時間の中でふと、最近知ったグーグルアースのアプリのストリートビュー機能を使って、実家を見てみようと考えたそうです。

    ツイートへの反響は予想外でした。

    「このツイート以前に、グーグルアースやストリートビューを使って、家族を見つけたり、実家を見に行ってる方も大勢いたと思います。自分が最初な訳ではないのに、たまたまその時の感情でツイートしただけで、ここまで広がっていくとは思いもしませんでした」

    予想に反して拡散したツイートは、「今は会えない」人たちを求めて、多くの人が地図の中の大切な人を探す行動につながりました。住所が特定されてしまうような画像をアップしてしまう心配もあります。でも、そこにつづられたひとりひとりの言葉を読みながら、タムチンキさんはこんな言葉を寄せてくれました。

    「自分のツイートよりも、その後にいいねやRTでつないでくれた他の方のツイートを見て、自分も感動したりしました。SNSでの誹謗中傷が騒がれてる時代ですが、人の温かさを本当に感じさせてもらった事に、逆に感謝しています」

    ※1月7日14時、情報を更新しました

    withnews
    https://withnews.jp/article/f0210107002qq000000000000000W08k10201qq000022343A

コメント

古トピの為、これ以上コメントできません

広告

返信コメント

  • まだコメントがありません

投稿するまえにもう一度確認

ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。

上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。