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- 馬場信春
- 21/01/05 03:22:33
バレーボール日本代表の石川祐希(25)=ミラノ=が4日、オンラインで報道陣の取材に応じ、昨年12月に罹患した新型コロナウイルス感染症について報告。チームの定期検査で判明した時点では症状はなかったものの、自宅療養となった当日(12月7日)夜から発熱が出て、一時は39度まで上がったことを明かした。
熱は数日で収まり快方に向かったと言うが「感染予防をしたので、どこでかかったのか分からず驚いた。どのくらいで回復するか分からなかったし、不安がすごくありました。僕は軽症でしたけど、中には命を落としたり、辛い思いをしている人もいる。怖いウイルスだし、かかるべきではない」と感染予防を訴えた。
同28日からチームの練習に合流し、1月3日夜(日本時間4日未明)のベローナ戦で復帰。現在も味覚と嗅覚に関しては「50%くらいしか戻ってない」といい、咳も出ているが、プレーとしては15得点を挙げる活躍。1―3で敗戦も「難しい試合だったけど久しぶりの試合にしては悪くなかった」と、コロナの影響はなかったことも明かした。各チームでもコロナ感染者が出ているため、試合の延期が続いていたが「後半戦は得点にこだわっていきたい」と力を込め、今年1年の抱負は漢字1文字で「希」と表現。「希望のある1年になってほしいし、僕自身がプロアスリートとして希望の種になれる年にしたい」と語った。
イタリアも全土でロックダウン(都市封鎖)が行われるなど、厳しい状況が続いている。今夏に予定される東京五輪について「選手としては、やってほしいというのが正直な気持ち。アスリートとして五輪は特別だし、あれだけ大きな舞台はないので、そこでプレーはしたい。でも、コロナに感染した身としては、健康で、元気であることが一番だと思う。人々の健康、命を最優先に考えてほしいと思います。簡単ではなく非常に難しい判断です」と苦しい胸の内も吐露。その上で「常に目標を見失わず、前だけ見て取り組んでいきたい」と力を込めた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5421ad7bf9f5eb5a1eff159ed8d401a89d5670d
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