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- 高坂昌信
- 20/10/21 21:45:13
ウイグル自治区で「大量虐殺に近い行為」、米大統領補佐官が中国非難
2020年10月19日
オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は16日、オンラインのイベントで、中国が新疆ウイグル自治区でイスラム教徒に対して「大量虐殺に近い行為」を行っているとの見解を示した。
オブライエン氏は「(中国は)また台湾をいじめており、香港を占領した。チベットもそのままだ。大量虐殺ではないにしても、それに近い行為が新疆で行われている。中国は非常に積極的で、アグレッシブだ」と述べた。
米国は、中国のウイグル族や他のイスラム教徒への扱いを非難しており、弾圧を行ったとして当局者に制裁を科している。しかしこれまでのところ、中国当局の行為を「大量虐殺」とは呼んでいない。大量虐殺という言葉を使うことは法的に大きな意味合いを持ち、中国に対してより強い対応が必要になる。
国連の推計では、100万人以上のイスラム教徒が新疆で拘束されている。また活動家は人道に対する罪と大量虐殺が行われているとしている。
中国は弾圧行為を否定し、収容施設は職業訓練を提供し、過激主義対策だと説明している。
オブライエン氏は16日、新疆で人の髪で作られた毛髪製品を米税関が「大量に」押収したとし、「中国はウイグル族の女性の頭を剃って毛髪製品に使い、米国に送っている」と述べた。
ポンペオ米国務長官は6月、中国が新疆のイスラム教徒に対して不妊手術や中絶の強要、強制的な産児制限を行っているとする報告書について、「ショッキング」で「憂慮すべき」内容だとして強く批判した。
ロイター
https://jp.mobile.reuters.com/video/watch/idOWjpvC1A02C63F13CIVGXKIMZ3BIJRZ
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