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- 20/10/14 18:20:48
米英、渡航制限の緩和協議 クリスマスにも 米紙報道
2020/10/12 10:09
日本経済新聞
米国と英国が新型コロナウイルス対策として講じている渡航の制限措置を早ければ今年のクリスマス休暇シーズンから緩和する方向で協議していることが分かった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が10日報じた。入国後の隔離措置緩和などを通じて、落ち込んだ旅行需要の回復を促したい考えだ。
WSJによると、ニューヨークとロンドン間の渡航について旅行者の隔離期間短縮を検討しているという。旅行者は出発前と到着後にコロナ検査を受ける必要があるが、目的地での長期隔離は避けられることになるという。米政府は英政府との協議に力をそそいでいるが、ドイツも協議に加わっているという。
現在、米国民の英国入国では、14日間の隔離が義務付けられている。米国は英国や欧州からの入国について、自国民や永住者を除き入国を禁止している。米国は、渡航者が出国前と到着後にコロナ検査を受けることで到着先での隔離が減免される国際線の取り決めを確立しようとしている。
米運輸省や米国土安全保障省は新型コロナの検査キットが入手しやすくなったことを受け、渡航回復に取り組む。これまで米国ではコロナ検査の検査能力に限りがあったほか、結果判明までの時間も長かったため、海外への渡航制限の緩和は滞っていた。
緩和する隔離期間については今後詳細を詰める。WSJは関係者の話として、運輸省や航空会社の業界団体が隔離期間を24時間とする案を支持している一方、4~7日間程度の案を支持する政府当局者もいると伝えている。「長めの隔離期間の方が他国政府も受け入れやすい」との意見も上がっている。
各国ではコロナ禍で航空業界の苦境が続いているなか、ビジネス路線や人気観光地への渡航を再開する動きも広がる。観光や経済活動も徐々に再開し始めているが、感染再拡大の懸念も根強く、旅客数が戻るにはまだ時間がかかりそうだ。
[写真]制限の緩和で旅行需要回復を促す(ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港)=AP
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64876470S0A011C2EAF000/
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